「WQHD以上の解像度に対応し、かつフルHDを引き伸ばさずドットバイドット表示できるモニター」は、ゲーマーや映像制作、プログラマーなどのプロフェッショナルにとって重要な条件です。この記事では、スケーリングなしで黒枠表示するタイプのモニターを選ぶポイントとおすすめ機種をご紹介します。
1. ドットバイドット表示とは?
ドットバイドット表示(1:1ピクセルマッピング)は、入力された映像信号の解像度がディスプレイのネイティブ解像度に一致するように表示される方式です。この方式では、入力解像度がモニターの解像度と一致しない場合でも、画像を引き伸ばしたり圧縮したりすることなく、ピクセル単位でそのまま表示します。これにより、元の映像のディテールを維持できるため、高精細な映像を求めるユーザーには欠かせません。
2. WQHD以上の解像度でドットバイドット表示可能なモニターの選び方
WQHD(2560×1440ピクセル)以上の解像度を持つモニターで、ドットバイドット表示が可能なものは、通常、複数の表示モードを持っています。そのため、モニターの設定で「リアル」や「ドットバイドット」表示モードに切り替えることができるか確認することが重要です。また、モニターの入力端子や対応解像度にも注意を払いましょう。
例えば、アイ・オー・データの「LCD-MF272CGBR」では「アスペクト比:リアル」を設定すると、フルHD映像をドットバイドット表示できます。これと同様の動作をするモニターを選ぶ場合は、必ず「ドットバイドット」表示モードがサポートされているかを確認してください。
3. 現行品のおすすめモニター
WQHD以上の解像度に対応し、ドットバイドット表示が可能なおすすめモニターをいくつかご紹介します。
- BenQ PD2700Q – 27インチのWQHD解像度を持ち、デザインやプロフェッショナル向けの機能が充実しています。ドットバイドット表示に対応しており、黒枠表示も可能です。
- Acer Predator XB271HU – 27インチのWQHD解像度に加え、IPSパネルを搭載した高性能ゲーミングモニターです。こちらもドットバイドット表示が可能で、ゲームプレイや動画編集にも最適です。
- ASUS ProArt PA278QV – 27インチのWQHD解像度に対応したプロフェッショナル向けモニターで、精度の高い色再現性を提供します。ドットバイドット表示モードをサポートしています。
4. モニター選びのポイント
モニター選びでは、解像度だけでなく、入力端子や表示モード、パネルの種類にも注目しましょう。特に「ドットバイドット」表示に対応しているかどうかは、メーカーの仕様やサポートページで確認することが大切です。
また、モニターの応答速度やリフレッシュレートなど、用途に応じた性能も考慮する必要があります。ゲームや動画視聴で使う場合、遅延やモーションブレインを最小限に抑えるために、高リフレッシュレート(144Hzや240Hzなど)を持つモデルもおすすめです。
5. まとめ
WQHD以上の解像度で、ドットバイドット表示が可能なモニターは、プロフェッショナルな作業や高精細な映像を求めるユーザーに最適です。選ぶ際は、解像度だけでなく、モニターの表示モードや性能を総合的に考慮し、自分の用途に合ったモデルを選びましょう。
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