ESP32-S3とM-JPEG動画再生:MP4からM-JPEGへの変換方法とトラブルシューティング

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ESP32-S3搭載の1.8インチラウンドスクリーンディスプレイで動画再生を試みているが、MP4動画をM-JPEGに変換しても再生できないという問題に直面した方のために、この記事ではM-JPEGへの変換方法や、ESP32-S3との相性問題について解説します。

MP4をM-JPEGに変換する方法

MP4ファイルをM-JPEGに変換するためには、専用の動画変換ソフトを使用する必要があります。ここでは、無料・有料のソフトをいくつか紹介します。

1. **FFmpeg**(無料):FFmpegは、コマンドラインベースの強力な動画処理ツールです。MP4をM-JPEG形式に変換するには、以下のコマンドを使用します。

ffmpeg -i input.mp4 -vcodec mjpeg -q:v 5 -s 360x360 output.avi

このコマンドでは、MP4をM-JPEG形式に変換し、解像度を360×360に設定します。

2. **Xabeo Video Converter**(有料):GUIベースで簡単に使用できる動画変換ツールです。M-JPEG形式への変換もサポートしています。

ESP32-S3との相性問題と対策

ESP32-S3でM-JPEG動画を再生する際、動画の解像度やフレームレートが適切でない場合、うまく再生できないことがあります。解決策として、以下の点を確認しましょう。

  • 解像度:ESP32-S3が対応する解像度(360×360)で動画を変換しているか確認してください。
  • フレームレート:高すぎるフレームレート(例えば30fps以上)は処理が重くなる可能性があります。15-20fps程度に設定してみてください。
  • ビットレート:高いビットレートは再生の遅延を引き起こすことがあるので、ビットレートも適切に調整します。

SDカードからの再生設定

SDカードから動画を再生する際には、ディスプレイに適したフォーマットで保存する必要があります。動画の保存形式やフォルダ構成が適切でないと、動画が認識されないこともあります。再生方法としては、SDカードにM-JPEGファイルを保存し、ESP32-S3のプログラムで適切に読み込むように設定します。

まとめ

MP4をM-JPEGに変換するためにはFFmpegやXabeoなどのツールを使い、動画の解像度やフレームレートを調整することが重要です。また、ESP32-S3との相性を考慮した適切な設定を行うことで、安定した動画再生が可能になります。これらの対策を試して、快適に動画を再生できるようにしましょう。

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