CanonのEF50mm f1.2やEF35mm f1.4のレンズを使用しているとき、絞りを変えるとどのように変化するかについて疑問に思うことがあるでしょう。特に「1段絞るとf1.8になるのか?」「2段絞るとどうなるのか?」といった具体的な疑問に対して、ここでは絞り値の変化について詳しく説明します。
1. EF50mm f1.2の絞りについて
EF50mm f1.2のレンズの場合、絞りを1段絞るとf1.8にはなりません。通常、1段絞るとf2.0になります。EF50mm f1.2の絞りの設定は、f1.2からf2.0、f2.8、f4、f5.6と続きます。したがって、1段絞るとf2.0になるのが標準的です。
2. EF35mm f1.4の絞りについて
EF35mm f1.4の場合、1段絞るとf2.0になります。これは、EF50mm f1.2と同様に、1段絞るごとにf1.4から次の絞り値が設定されていきます。このレンズでは、f1.4からf2.0、f2.8、f4、f5.6と順に絞り値が上がります。
3. 絞りの違いが与える撮影への影響
絞りを変えることで、被写界深度や光の量、ボケの大きさが変わります。特にf1.2やf1.4のような大口径レンズでは、絞りを開放にした時に非常に浅い被写界深度が得られ、背景をぼかす効果が強くなります。絞りを絞ることで、より多くの範囲にピントを合わせることができるため、風景写真などではf8やf11などに絞ることが一般的です。
4. 絞り値の選び方:撮影のシーンに合わせて
絞り値の選び方は撮影するシーンや効果によって変わります。例えば、ポートレート撮影では背景をぼかしたい場合、f1.2やf1.4のように絞りを開放気味にして撮影します。逆に、風景撮影ではf8やf11など、絞りを絞ることで被写界深度を深くし、画面全体にピントを合わせることができます。
5. まとめ:レンズの絞り設定を理解して活用する
レンズの絞り値を理解し、その特性を活かすことで、撮影シーンに合わせた理想的な写真が撮影できます。EF50mm f1.2やEF35mm f1.4などの大口径レンズは、その美しいボケや明るさが特徴ですが、絞りを調整することでさらに自分の撮影スタイルに合った表現が可能になります。
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