TX16Sの「MODEL SETUP」画面で「Internal RF」を「ON」に設定し、「Mode」を「D16」に変更する際に、「Channel Range」が「D8」しか表示されない問題に直面することがあります。この問題は、設定方法に関する小さな誤解や設定ミスによるもので、解決策は非常に簡単です。この記事では、この問題を解決するためのステップを解説します。
TX16Sの「Internal RF」設定とは?
TX16Sでの「Internal RF」の設定は、送信機の無線信号を管理する重要な項目です。この設定を「ON」にすることで、内部RF(無線通信)が有効になり、使用するモードを変更できます。「Mode」を「D16」に設定すると、FrSkyのX8R受信機など、D16モードで動作するデバイスとの接続が可能になります。
「D16モード」は、FrSkyの旧式受信機(例えばX8R)を使っている場合に一般的な設定です。このモードは、16チャンネルまでの通信に対応しています。
「Channel Range」が「D8」しか表示されない理由
TX16Sで「Channel Range」が「D8」しか表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。まず最も多い原因は、「Mode」が「D16」ではなく「D8」に設定されていることです。「D8」は、FrSkyの初期型受信機と通信するためのモードで、最大で8チャンネルの通信しか対応していません。
そのため、「D16モード」を選択することで、最大16チャンネルの通信に切り替えることができ、これにより「Channel Range」も16チャンネルまで表示されるようになります。
設定方法:D16モードへの変更手順
「Channel Range」が「D8」しか表示されない場合の解決方法は、以下の手順で「D16モード」に変更することです。
- TX16Sを起動し、「MODEL SETUP」画面を開きます。
- 「Internal RF」を「ON」に設定します。
- 次に、「Mode」の設定を「D16」に変更します。
- 「Channel Range」の項目が16チャンネルまで表示されることを確認します。
これで、「D16モード」と「16チャンネル」が有効になり、X8R受信機などのD16モードに対応した機器を接続する準備が整います。
他の考えられる原因と対策
もし、上記の設定を行っても「Channel Range」が依然として「D8」しか表示されない場合、以下の点を確認してください。
- TX16Sのファームウェアが最新でない場合、古いファームウェアでは新しいモードがサポートされていないことがあります。最新のファームウェアにアップデートしてください。
- 使用している受信機がD16モードに対応していない場合もあります。受信機の取扱説明書を確認して、D16モードに対応しているか確認してください。
- 一部の古い受信機では、D8モードがデフォルトになっていることがあります。この場合、受信機側の設定もD16モードに切り替える必要があります。
まとめ
TX16Sで「Channel Range」が「D8」しか表示されない問題は、主に「Mode」が「D8」になっていることが原因です。「D16」モードに設定を変更することで、16チャンネルの通信に対応できるようになります。設定を変更した後は、X8R受信機など、D16モードに対応した機器との接続が可能になります。もしそれでも問題が解決しない場合は、ファームウェアの更新や受信機の設定を確認してみましょう。
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