Canonのミラーレスカメラ、R7とR10はどちらも素晴らしい選択肢ですが、特にスポーツ撮影をメインに考えている場合、どちらが自分に最適かを見極めることが重要です。この記事では、R7とR10の主な違いやそれぞれの利点、さらにはRFレンズとの相性について詳しく解説します。
1. Canon R7とR10の主な違い
R7とR10はどちらもAPS-Cセンサーを搭載していますが、画素数や連写性能に大きな違いがあります。R7はより高解像度(32.5MP)のセンサーを搭載し、R10は24.2MPとなっています。画素数が多いR7は、スポーツや動きの速い被写体に対してより高精細な画像を提供できますが、R10でも十分にクリアな写真が撮影可能です。
また、R7はデュアルカードスロットを備えており、連写時に重要なバックアップや記録容量を確保できます。R10は単一スロットなので、長時間の撮影や高画質のデータ転送時にはやや不安が残るかもしれません。
2. スポーツ撮影における連写性能
スポーツ撮影では、連写性能が非常に重要です。R7は最高30コマ/秒の連写性能を誇り、高速なシャッターで瞬間を逃しません。一方、R10は最高15コマ/秒の連写が可能で、連写速度ではR7には劣りますが、日常的なスポーツ撮影には十分です。
電子シャッターを使用することで、R10でもバットの当たる瞬間などの決定的瞬間を捉えることができます。高速連写で撮った写真の整理が大変という懸念もありますが、連写を活かせるシーンでは非常に有利です。
3. RF100-500mmレンズとの相性
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは、望遠撮影に最適なレンズで、特にスポーツ撮影で活躍します。R7とR10の両方に対応しますが、R7の方がより高精細な解像度と安定した連写性能を発揮します。長時間の撮影や動きの速い被写体の撮影にはR7が有利です。
ただし、R10でも十分に良い結果が得られるため、予算が限られている場合や、軽量で扱いやすいカメラを求める場合にはR10が適しています。
4. R7とR10の選び方
どちらのカメラが最適かは、使用目的に大きく依存します。もし高画質、高速連写、デュアルカードスロットが重要であれば、R7はその強力な機能でスポーツ撮影に最適です。特に高校野球やアクションシーンを逃さず撮りたい場合、R7は間違いなく優れた選択です。
一方、R10はコストパフォーマンスが非常に良く、連写性能や画質においても十分な性能を持っています。もし予算に制限があり、軽量でコンパクトなカメラを求めるなら、R10も非常に魅力的な選択肢です。
5. まとめ
CanonのR7とR10はどちらも素晴らしいカメラですが、スポーツ撮影をメインに考えるなら、連写性能やカードスロット、画質などの点でR7が有利です。予算に余裕があり、より高性能なカメラを選びたい方にはR7をお勧めします。R10もコストパフォーマンスを重視するなら十分に魅力的な選択肢です。

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