同軸ケーブルとPOEカメラの接続方法と必要なコンバーター

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現在、同軸ケーブルを使用している防犯カメラシステムをPOE(Power over Ethernet)対応の新しいカメラシステムに更新しようとしている方が多くいます。POE対応カメラは、データ通信と電力供給が1本のケーブルで行えるため、配線が簡単になりますが、同軸ケーブルからPOEに変換するためのコンバーターについて疑問が生じることがあります。この記事では、同軸ケーブルからPOEカメラへの接続方法、必要なコンバーターについて詳しく解説します。

同軸ケーブルとPOEカメラの接続方法

同軸ケーブルを使用している場合、POEカメラに切り替えるためには、同軸ケーブルとEthernetケーブル(RJ45)の間で信号を変換する必要があります。これを実現するために「同軸コンバーター」を使用します。コンバーターを使うことで、既存の同軸ケーブルをそのまま利用し、POE対応カメラと接続できるようになります。

しかし、同軸ケーブルはPOEに必要な電力供給を提供できないため、同軸ケーブルをPOE対応に変換するだけでは電源供給が不足する場合があります。これを補うために、専用のPOEインジェクターが必要になることもあります。

POE接続に必要な同軸コンバーター

同軸ケーブルとPOEカメラを接続するためには、同軸ケーブルのRFメス端子をRJ45(Ethernet)オス端子に変換するコンバーターが必要です。一般的に販売されている「CERRXIAN 4個 RF-RJ45同軸コンバータ」は、RFメス(同軸ケーブル)からRJ45オス(Ethernetケーブル)への変換を行いますが、これを使用して問題なく接続できる場合が多いです。

ただし、選ぶべきコンバーターは、変換する信号の種類やカメラシステムの要求に応じて選定することが大切です。例えば、使用するカメラシステムが高解像度や高ビットレートの映像を要求する場合、より高品質なコンバーターが必要となることもあります。

POEにより電源供給は不要か?

POE(Power over Ethernet)は、Ethernetケーブルを通じてデータ通信だけでなく電力供給も行うため、POE対応カメラには別途電源ケーブルを用意する必要がありません。そのため、POE対応カメラに切り替えた場合、電源供給はEthernetケーブル経由で行われ、従来の同軸ケーブルに電源を供給する必要はなくなります。

ただし、同軸ケーブルを使っていた以前のカメラシステムでは、電源供給用のケーブルが別途必要だったため、POE対応システムに切り替えることで、ケーブルが一本で済む利便性を実感できるでしょう。

まとめ

同軸ケーブルをPOEカメラに変換するためには、同軸コンバーターを使用することで接続が可能ですが、変換後もPOE用のインジェクターを使用して電力供給を行うことが必要です。また、コンバーターを選ぶ際にはカメラシステムの要求に合った性能のものを選定することが重要です。POE対応カメラに切り替えることで、配線が簡素化され、効率的に運用できるようになります。

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