Canon EOS 7D MarkⅡ vs EOS-1D MarkⅣ:どちらを選ぶべきか?サブ機選びのポイントと注意点

デジタル一眼レフ

カメラを愛用する多くのユーザーが直面するサブ機選びの問題。特に、すでにメイン機としてα7Ⅲを使用している場合、サブ機としての選択肢に迷うことが多いでしょう。今回は、Canon EOS 7D MarkⅡとEOS-1D MarkⅣの2機種について、購入の判断基準や注意点を解説します。

サブ機選びの重要ポイント

サブ機を選ぶ際に最も重視すべき点は、メイン機との相性や目的に合った性能です。風景や街角スナップをメインに撮影している場合、サブ機は動体撮影に強いことが求められます。特に、レースなどの動き物を撮影するには、高速連写やAF性能が重要です。

また、予算や持ち運びのしやすさ、さらに使い慣れたレンズシステムとの互換性も重要な要素です。今回は、特に動体撮影に焦点を当てて、EOS 7D MarkⅡとEOS-1D MarkⅣの違いを比較していきます。

Canon EOS 7D MarkⅡの特徴と利点

EOS 7D MarkⅡは、APS-Cセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラで、動体撮影に強い特徴があります。連写速度は最高10コマ/秒で、高速な動きを捉えるのに適しています。また、61点のAFポイントを備えており、AFの精度も高いです。

価格面でも、発売から時間が経過していることから、比較的手頃な価格で手に入れることができ、コストパフォーマンスも良好です。加えて、CanonのEFレンズと相性が良く、α7Ⅲを使用している場合でも、MC-11アダプターを使用して望遠レンズを活用できます。

Canon EOS-1D MarkⅣの特徴と利点

一方、EOS-1D MarkⅣは、プロフェッショナル向けのフラッグシップモデルで、耐久性や信頼性が非常に高いです。センサーサイズはフルフレームで、連写速度は最高10コマ/秒で、動体撮影にも十分対応できますが、AF性能においては、7D MarkⅡの方が優れている場合もあります。

ただし、EOS-1D MarkⅣは発売から15年が経過しており、メーカーのサポートが終了している点には注意が必要です。また、プロユース機としてハードに使われていた個体が多く、状態の良い中古品を見つけるのは難しいかもしれません。

AF性能の違いとその影響

EOS 7D MarkⅡとEOS-1D MarkⅣのAF性能には微妙な違いがあります。7D MarkⅡは61点のAFポイントを搭載しており、動体撮影においては非常に優れた精度を発揮します。一方、EOS-1D MarkⅣはAFの食いつきが良いとされていますが、測距点数が少なく、動体撮影においては7D MarkⅡの方がやや優れた性能を発揮することが多いです。

実際の撮影でどちらが使いやすいかは、使い慣れたシステムや被写体の動き方にもよりますが、動体撮影を主に行うのであれば、7D MarkⅡの方が優れた選択肢となることが多いです。

サポートと中古市場での購入について

EOS 1D MarkⅣは、すでにメーカー修理受付が終了しているため、故障した際のリスクが高い点を考慮する必要があります。また、プロユース機として使用されていた個体が多く、中古市場でも状態の良いものを見つけるのが難しいことが予想されます。

一方、EOS 7D MarkⅡは比較的新しいモデルであり、メーカーのサポートも受けられる可能性が高いです。中古市場でも多く流通しており、比較的良好な状態の個体を見つけやすいでしょう。

まとめ:どちらを選ぶべきか?

EOS 7D MarkⅡとEOS-1D MarkⅣのどちらを選ぶかは、使用目的や予算、求める性能に大きく依存します。動体撮影を主に行い、予算を抑えつつ信頼性の高いカメラを求めるのであれば、EOS 7D MarkⅡが最適な選択肢です。

一方、耐久性や高い作りを重視し、もし中古品の状態に問題がない場合は、EOS-1D MarkⅣも選択肢に入りますが、修理のリスクを考慮することが重要です。最終的には、実際に使ってみて自分の撮影スタイルに最適なカメラを選びましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました