PC3-12800とPC3L-12800メモリの互換性について

周辺機器

PCのメモリを増設する際、互換性についての疑問はよくあります。特に、PC3-12800とPC3L-12800のメモリは同じ規格に見えますが、実際に動作するかどうかが気になるところです。この記事では、PC3-12800とPC3L-12800メモリの違いと、増設時に注意すべきポイントを解説します。

1. PC3-12800とPC3L-12800の違い

PC3-12800とPC3L-12800はどちらもDDR3メモリですが、主な違いは電圧です。PC3-12800は1.5Vの電圧を使用するのに対し、PC3L-12800は1.35Vで動作します。この低電圧のPC3L-12800は、より省エネ性能が高いとされています。

電圧が異なるため、PC3-12800とPC3L-12800を同時に使う場合は、マザーボードがどちらに対応しているか確認する必要があります。ただし、ほとんどの現代のPCは両方のタイプのメモリをサポートしています。

2. 動作速度について

PC3-12800は最大で12800MB/sの転送速度を持っており、PC3L-12800も同じ速度で動作します。ただし、PC3Lは電圧が低いため、消費電力が少なく、発熱も抑えられます。このため、性能面ではほとんど差はありませんが、省電力性能が重要な場合はPC3L-12800を選ぶと良いでしょう。

質問者が挙げた「PC3-12800対応で10600も動く」という点についてですが、これは、実際に転送速度が10600MB/sで動作することを意味しています。これも問題なく動作するはずですが、最大速度を引き出すためにはPC3-12800に対応したメモリを選ぶことをお勧めします。

3. メモリ増設時に注意するべきポイント

メモリを増設する際に、以下の点に注意しましょう。

  • 対応するメモリの種類と規格:PCのマザーボードがサポートするメモリの規格を確認してください。PC3-12800とPC3L-12800が両方対応していることが多いですが、必ず確認することが大切です。
  • 同じ容量と速度のメモリを選ぶ:異なる速度や容量のメモリを混在させることもできますが、安定性を保つためには同じ容量、速度のメモリを使用することをお勧めします。
  • メモリの取り付け位置:メモリの取り付け位置も、デュアルチャンネルモードを活かすために重要です。通常、メモリは2本セットで取り付けるとパフォーマンスが向上します。

4. おすすめのメモリメーカー

メモリ選びでおすすめのメーカーをいくつか紹介します。これらのメーカーは品質が高く、信頼性のある製品を提供しています。

  • Corsair:高速なメモリと安定性で有名なブランド。
  • Kingston:コストパフォーマンスに優れたメモリを提供。
  • Crucial:高性能で信頼性のあるメモリ。

まとめ:PC3-12800とPC3L-12800メモリの互換性

PC3-12800とPC3L-12800メモリは、基本的に互換性があり、動作することがほとんどです。ただし、使用するPCのマザーボードが対応しているか確認することが重要です。また、メモリを増設する際は、同じ容量と速度のメモリを選ぶことで、より安定したパフォーマンスが得られます。PC3L-12800メモリは、低電圧で省エネ性能に優れているため、消費電力を抑えたい場合に最適です。

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