鉄道撮影をしていると、シャッターチャンスが一瞬で訪れます。そのため、レンズ選びは非常に重要です。特に、望遠ズームレンズの代表格である70-200mmレンズは、その汎用性の高さから人気があります。今回は、70-200mmレンズの中でも、f2.8型とf4型の違いについて、特に鉄道撮影の視点から解説します。
70-200mm f2.8型とf4型の違い
70-200mmレンズには、一般的にf2.8型とf4型があり、それぞれに特徴があります。f2.8型は、より明るい開放絞りを持っているため、暗い場所でも高速シャッターを使用しやすく、ボケ味が美しくなります。一方、f4型は軽量でコンパクト、そして価格が抑えめです。これらの違いを理解した上で、自分の撮影スタイルに合ったレンズを選ぶことが大切です。
鉄道撮影におけるレンズ選び
鉄道撮影では、動く被写体を素早く捉える必要があります。f2.8型は、明るい開放絞りにより、低照度の環境でもシャッタースピードを稼ぐことができるため、夕方や夜間の撮影に強いです。しかし、鉄道撮影は屋外で行うことが多いため、晴天時にはf4型でも十分なパフォーマンスを発揮します。
鉄道の移動速度を追従する際には、AFの速さも重要な要素です。f2.8型は、一般的にAFが速く、被写体を捉えやすいと言われていますが、f4型でも十分なAF速度を持つレンズが多いです。
レンズの重量と持ち運びやすさ
鉄道撮影を長時間行う場合、レンズの重量が気になることもあります。f2.8型は、重くて大きいため、長時間の撮影では手が疲れることもあります。一方、f4型は軽量でコンパクトなため、持ち運びやすく、長時間の撮影でも快適に使用できます。特に、旅行先で撮影する場合や、長時間歩きながらの撮影をする場合には、f4型の方が便利です。
価格とコストパフォーマンス
f2.8型は、高性能なレンズであるため、価格が高めです。その分、質の高いボケや暗所での撮影性能が得られます。一方、f4型は価格が抑えられており、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。鉄道撮影を主に行い、日中の明るいシーンで撮影することが多いのであれば、f4型でも十分に満足できるでしょう。
まとめ:自分の撮影スタイルに合わせて選ぼう
f2.8型とf4型の70-200mmレンズは、それぞれ異なるメリットがあります。暗所での撮影やボケ味にこだわるならf2.8型、軽量さやコストパフォーマンスを重視するならf4型が良いでしょう。鉄道撮影においては、日中の晴れた環境ではf4型でも十分に活躍しますが、夜間や曇りの日の撮影が多い場合はf2.8型が有利です。自分の撮影環境やスタイルに合ったレンズを選び、鉄道撮影を楽しんでください。
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