ラジオサーバーSANYO ICR-RS110Mのコンデンサー交換:どの規格を選ぶべきか?

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SANYO ICR-RS110Mのラジオサーバーがクレードルに載せた際に認識を繰り返す症状が発生した場合、原因として考えられるのは給電に関係するコンデンサーの不具合です。この記事では、適切なコンデンサーの選び方とその交換方法について解説します。

コンデンサーが原因の可能性

以前、OLYMPUS PJ-25の修理で同様の症状が発生し、コンデンサーを交換することで改善された経験があるように、SANYO ICR-RS110Mでも同様にコンデンサーの不具合が原因となっている可能性が高いです。コンデンサーは、電源供給の安定性を保つために重要な役割を果たしています。特に、給電回路で不安定な動作が続く場合、コンデンサーが劣化している可能性があります。

交換すべきコンデンサーの規格

元々実装されているコンデンサーは「470μF 10V、Φ 10mm × L 8mm」とされていますが、代替品として考えられるのは以下の3種類です。

  • ① 470μF 10V、Φ 10mm × L 10mm(長さが2mm長い)
  • ② 470μF 10V、Φ 6.3mm × L 7.7mm(直径が小さいが、長さはほぼ同じ)
  • ③ 330μF 16V、Φ 10mm × L 8mm(容量が少ないが、電圧が高い)

①の470μF 10V、Φ 10mm × L 10mmを選んだ場合

この選択肢は、サイズがわずかに大きいため、ケースを削って取り付ける必要がありますが、容量と電圧が同じであるため、電気的には問題なく使用できる可能性が高いです。ただし、物理的に収まるかどうかを事前に確認する必要があります。

②の470μF 10V、Φ 6.3mm × L 7.7mmを選んだ場合

このコンデンサーは直径が小さく、長さも若干短いため、サイズ的には取り付けやすいですが、容量が少し異なるため、電気的に若干不安定になる可能性があります。特に小さなサイズのコンデンサーを選択する場合、その影響を受けやすくなる可能性があるため、慎重に選ぶ必要があります。

③の330μF 16V、Φ 10mm × L 8mmを選んだ場合

容量が330μFと少し小さいものの、電圧が16Vに上がっているため、過電圧に対する耐性は強くなります。しかし、容量が小さいため、元の470μFに比べて十分な容量を確保できない場合があります。これにより、安定した動作を実現できない可能性があるため、注意が必要です。

まとめ

SANYO ICR-RS110Mの症状を改善するためのコンデンサー交換では、①の「470μF 10V、Φ 10mm × L 10mm」が最も適していると考えられます。サイズの問題がなければ、このコンデンサーが最も安全で、元の仕様に近い形で機器を修復できるでしょう。電気的な不安定さを避けるためにも、交換するコンデンサーの規格には十分に注意しましょう。

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