エアコンの取り付け工事で直面するウォールコーナーの選択やサイディング施工に関する疑問について、今回は特に「因幡ウォールコーナー LDW-70」と「LDWM-70」の選び方、そしてサイディング壁におけるネジの使用方法について解説します。
ウォールコーナーLDW-70とLDWM-70の選び方
エアコン工事の際に使用するウォールコーナー(壁出しパイプの取り回し部品)の選び方にはいくつかのポイントがあります。特にLDW-70とLDWM-70については、取り回しのしやすさや設置場所による適正が異なります。
(Q1) 例えば、窓の上にひさしがある場合、または出てすぐに水平方向に勾配をつけて取り回す必要がある場合、LDW-70が適していると言われています。LDWM-70は既設のウォールコーナーが見えている場合でも、顧客の承諾があればLDW-70を選択することもできます。
LDW-70を選択する場合の例外条件
(Q2) 基本的に65mmの穴であれば、LDW-70とLDWM-70はどちらも使用可能ですが、LDW-70が適している場合は、前述のような取り回しや勾配が必要な場合に限られることが多いです。通常、ウォールコーナーの形状や直管の色を統一することが基本ですが、特殊な設置環境においては、LDW-70が選ばれることもあります。
例えば、設置場所の条件によっては、LDWM-70よりもLDW-70が取り回しがスムーズであるため、選択肢として有力です。
サイディング壁での施工方法とコーススレッドの使用
(Q3) サイディングにスリムダクトを取り付ける際、特にラッパ型のコーススレッドを使用することが一般的です。コーススレッド(3.8x28mm)は木材用に設計されていますが、サイディングの下地にしっかりと届かない場合があります。このため、強い力がかかると若干抜けやすいことが考えられます。
この場合、タッピングビスを使用することで、より強固に取り付けることが可能です。タッピングビスは金属やサイディングボードに直接ねじ込むことができるため、コーススレッドよりも安定性が高い場合があります。
まとめ
エアコン工事におけるウォールコーナーの選択は、設置環境や取り回しの方法に大きく依存します。LDW-70は特に勾配をつけて取り回す必要がある場合に適していますが、LDWM-70も条件次第では十分に使用可能です。サイディング壁への取り付け時には、ネジの選び方が重要であり、コーススレッドの使用についても考慮が必要です。これらの要素を考慮し、最適な工事方法を選択することが重要です。
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