Intel H610チップセット搭載のマザーボードで、CSM(Compatibility Support Module)を有効にしたい場合、どのメーカーのどの機種が対応しているのかが気になる方も多いでしょう。この記事では、CSMの設定方法と対応マザーボードを解説します。特に、GPTではなくMBRモードでストレージを使用したい場合についても触れます。
CSM(Compatibility Support Module)とは?
CSMは、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)モードにおける互換性を提供する機能で、主に古いBIOSモードでの起動をサポートします。GPT(GUID Partition Table)ではなく、MBR(Master Boot Record)でストレージを使用したい場合、CSMを有効にする必要があります。これにより、古いOSやBIOSで動作するアプリケーションをサポートできます。
CSMが有効な場合、PCはMBRでフォーマットされたストレージデバイスに対応し、古いOSでも起動可能になります。
Intel H610チップセット対応マザーボードとCSM設定
Intel H610チップセット搭載のマザーボードでCSMを有効にするには、BIOS設定で「CSM」または「Legacy Boot」を有効にする必要があります。H610チップセットは、低価格帯のマザーボードに搭載されており、一般的にはエントリーレベルのPC向けです。
具体的なモデルとしては、ASUS、Gigabyte、MSIなどのメーカーがIntel H610チップセットを搭載したマザーボードを提供しています。これらのマザーボードの多くは、BIOSまたはUEFI設定でCSMを有効にできるオプションを提供しています。
おすすめのIntel H610搭載マザーボード
以下のマザーボードは、Intel H610チップセットを搭載しており、CSM設定が可能です。
- ASUS PRIME H610M-A D4
- Gigabyte H610M S2H
- MSI H610M PRO-VDH
これらのマザーボードは、CSMをサポートしており、BIOS設定で簡単に切り替えることができます。具体的な設定方法は、各マザーボードのマニュアルに記載されていますので、購入前に確認すると良いでしょう。
CSMの有効化方法
CSMを有効にするには、以下の手順を試してください。
- PCを起動し、BIOSセットアップユーティリティにアクセスします(通常、起動時に「DEL」または「F2」キーを押します)。
- 「Boot」または「Advanced」タブに移動し、「CSM」または「Legacy Boot」オプションを探します。
- CSMを「Enabled」に設定し、設定を保存してBIOSを終了します。
これにより、MBRモードでの起動が可能になります。
まとめ
Intel H610チップセット搭載のマザーボードでは、CSM設定を有効にすることで、MBRモードでのストレージ使用が可能になります。ASUS、Gigabyte、MSIなどのメーカーが提供するH610マザーボードは、CSMをサポートしており、BIOS設定から簡単に有効化できます。古いOSやBIOSモードでの起動をサポートしたい場合は、この設定を行うことをお勧めします。
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