プロ野球などの動く被写体を撮影する際、カメラやレンズの選び方、設定については多くの要素が影響します。特に、マイクロフォーサーズのようなシステムで動きの速い選手を捉えるのが難しい場合、どのように改善すればよいのでしょうか。この記事では、動体撮影におけるカメラ設定や、カメラやレンズの選び方について解説します。
動体撮影に必要なカメラ性能とは?
動く被写体を撮影する際には、カメラの連写性能やオートフォーカスの精度が重要です。特に、スポーツや動きの速い被写体を撮影する場合、高速でピントが合うカメラが求められます。
また、マイクロフォーサーズセンサーは比較的小さなセンサーですが、レンズと組み合わせることで十分に高画質な写真を撮影できます。しかし、低照度での撮影や動きの速い被写体にはAPS-Cセンサーやフルサイズセンサーを搭載したカメラの方が有利になることがあります。
カメラの設定で撮影精度を上げる方法
動く被写体にピントを合わせるためには、以下の設定を試してみると良いでしょう。
- シャッタースピードの設定:動く選手を捉えるためには、高速なシャッタースピードが必要です。1/1000秒以上のシャッタースピードを設定することで、動きがブレずに撮影できます。
- 連写モードの活用:連写モードを使うことで、動きのある被写体を連続して撮影し、その中からベストショットを選ぶことができます。
- オートフォーカス設定:動体追尾AF(AI Servoなど)を設定し、動いている被写体に常にピントが合うように調整しましょう。
カメラとレンズの選び方
動体撮影においては、カメラ本体の性能に加え、レンズの選択も重要です。特にスポーツや野球のような被写体には、ズームレンズや望遠レンズが必要です。例えば、LUMIX D99に合わせた100-400mmのライカレンズは、遠距離からでも選手を捉えるのに有効ですが、動きが速い場合はピント合わせが難しくなることがあります。
もし、マイクロフォーサーズの限界を感じているなら、APS-Cセンサーやフルサイズセンサーを搭載したカメラへの買い換えを検討するのも一つの方法です。特に、ソニーのαシリーズやニコンのZシリーズなどは、動体撮影に強いオートフォーカスを搭載しており、素早くピントを合わせることができます。
ソニーのカメラを選ぶメリット
ソニーのαシリーズ(特にα7IIIやα6400など)は、動体撮影において非常に優れたオートフォーカス性能を持っています。また、APS-Cセンサーのα6500やα6600も非常に高性能で、動体撮影に適しています。ソニーのカメラは、シンプルな操作で高速連写やピント合わせができ、動く被写体をしっかり捉えることが可能です。
さらに、ソニーはレンズの選択肢が豊富で、スポーツ撮影向けの望遠レンズも充実しています。もし、今後さらに動体撮影を極めたいのであれば、ソニーのカメラは非常に有力な選択肢です。
まとめ
動体撮影ではカメラ本体の性能だけでなく、レンズ選びや設定の調整が重要です。マイクロフォーサーズでも十分に撮影できますが、より高精度なフォーカスや動体追尾性能を求めるのであれば、APS-Cやフルサイズセンサー搭載のカメラへの買い換えを検討するのも良いでしょう。ソニーのαシリーズなどは、動体撮影に特化した性能を持っており、非常に優れた選択肢となります。
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