曇りの日にプロペラ機やヘリコプターを撮影するコツ【シャッター速度とISO設定】

デジタルカメラ

デジカメ初心者の方が曇りの日にプロペラ機やヘリコプターを撮影する際、シャッター速度を遅くしてプロペラを回転させて撮影したいという希望はよくあります。しかし、シャッター速度を遅くした結果、真っ白な写真になってしまうことがあります。この記事では、曇りの日にプロペラ機を撮影する際の設定方法と、最適なシャッター速度、ISO、F値の調整方法について解説します。

曇りの日の撮影設定の基本

曇りの日の光は柔らかく、直射日光よりも明るさが不足しているため、設定に工夫が必要です。まずは、露出オーバーを避けるための基本的な設定を押さえておきましょう。

  • シャッター速度: プロペラの回転を写し出すためには、シャッター速度を遅く設定することが大切です。しかし、遅すぎると露出オーバー(写真が真っ白になる)になる可能性があります。1/500秒〜1/1000秒程度を目安に、撮影状況に応じて調整しましょう。
  • ISO感度: 曇りの日は光量が少ないため、ISO感度を少し上げることが有効です。ISO 400〜800に設定することで、シャッター速度を保ちながら十分な明るさを確保できます。高すぎるISOにするとノイズが増えるので注意が必要です。
  • F値(絞り値): F値を小さく(開放絞り)すると、被写界深度が浅くなり、背景をぼかすことができます。F/4〜F/5.6あたりの設定が良いでしょう。

シャッター速度を遅くしてプロペラを回す方法

プロペラを回転させた状態で撮影するためには、シャッター速度を遅くすることがポイントですが、曇りの日では露出に注意が必要です。

  • 適切なシャッター速度の調整: シャッター速度を遅くすると、プロペラの回転がきれいに写りますが、露出オーバーになりやすいです。露出補正を-1や-2に設定して、適切な明るさを保つようにしましょう。
  • NDフィルターの使用: もしシャッター速度を遅くしたい場合、NDフィルター(ニュートラルデンシティフィルター)を使うことで、露出を抑えながらシャッター速度を遅くすることができます。特に強い光がない曇りの日でも、効果的に使えます。

最適な設定で撮影するための追加のヒント

さらに、撮影がうまくいくためのコツをいくつか紹介します。

  • フォーカス設定: 連写や動きのある被写体の場合、オートフォーカスがしっかり機能するよう、AFモードを「AIサーボ(動体追尾)」に設定して、飛行機やヘリコプターが動いている間もピントを合わせやすくしましょう。
  • 手ブレ防止: シャッター速度が遅くなると、手ブレが起きやすくなります。三脚や一脚を使用することで、ブレを防ぎ、シャープな写真を撮影できます。

まとめ

曇りの日にプロペラ機やヘリコプターを撮影する際、シャッター速度、ISO感度、F値の調整が重要です。シャッター速度を遅く設定してプロペラを回すためには、露出オーバーを避けるためにISOや絞りの設定を工夫し、NDフィルターを使うことも考慮しましょう。適切な設定で、素晴らしい動きのある写真を撮影しましょう。

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