DVD・Blu-rayのリージョンコード管理は再生ソフトとドライブのどちらで行われる?変更回数や制限について解説

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DVDやBlu-rayの再生時に「リージョンコードが一致しない」といったエラーメッセージが表示されることがあります。これは、ディスクと再生機器(ドライブやソフト)のリージョンコードが一致しない場合に発生します。この記事では、リージョンコードの管理がどこで行われているのか、変更回数の制限、そしてその影響について詳しく解説します。

リージョンコードとは?

リージョンコードは、DVDやBlu-rayディスクが再生できる地域を制限するためのコードです。日本のDVDは「リージョン2」に設定されており、他の地域のディスク(例えばアメリカの「リージョン1」)は、通常の日本の再生機器では再生できません。

リージョンコードの管理はどこで行われるのか?

リージョンコードの設定は、主に以下の2つの場所で管理されています。

  • 再生ソフト(例:PowerDVD、VLCなど):ソフトウェア側でリージョンコードを設定・変更することができます。多くのソフトでは、設定メニューからリージョンを選択することが可能です。
  • DVD/Blu-rayドライブ:PCのドライブ自体にもリージョンコードが設定されています。通常、ドライブのリージョンコードは5回まで変更可能で、変更回数を超えると最終設定されたリージョンに固定されます。

リージョンコードの変更回数と制限

DVD/Blu-rayドライブのリージョンコードは、通常5回まで変更することができます。5回目の変更を行うと、そのリージョンコードに固定され、それ以降は他のリージョンのディスクを再生できなくなります。これは、ドライブのファームウェアに保存されているため、ドライバの再インストールやPCのリカバリでは元に戻すことができません。

リージョンコードの確認方法

ドライブのリージョンコードは、以下の手順で確認できます。

  1. 「エクスプローラー」を開き、「PC」をクリックします。
  2. DVDドライブのアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  3. 「ハードウェア」タブをクリックし、リストから該当するドライブを選択します。
  4. 「プロパティ」ボタンをクリックし、「DVD地域」タブを選択します。
  5. 「残り変更回数:」の欄に、変更可能な回数が表示されます。

リージョンコードを解除する方法

リージョンコードを解除する方法として、以下の選択肢があります。

  • リージョンフリーの再生ソフトを使用する:VLCメディアプレーヤーなど、一部の再生ソフトはリージョンコードに関係なく再生が可能です。
  • リージョンフリーのDVD/Blu-rayドライブを使用する:最初からリージョンコードが設定されていない、または設定変更が無制限のドライブを使用することで、地域制限を回避できます。
  • リッピングソフトを使用する:DVDFabなどのリッピングソフトを使用して、リージョンコードを解除したISOファイルを作成し、再生する方法もあります。

ただし、リッピングソフトを使用する際は、著作権法に抵触しないよう注意が必要です。日本では、私的利用の範囲内であっても、コピーガードを解除する行為が違法となる場合があります。

まとめ

DVDやBlu-rayのリージョンコードは、再生ソフトとドライブの両方で管理されています。特にドライブのリージョンコードは変更回数に制限があるため、慎重に扱う必要があります。リージョンフリーの再生ソフトやドライブを使用することで、地域制限を回避することが可能ですが、法的な制約にも注意が必要です。

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