ゲーミングPCのカクつき解消法|CPUやL3キャッシュの影響と改善策

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ゲームをプレイしながら動画を視聴するときにカクつきが発生する場合、原因はいくつか考えられます。特に、高性能なゲーミングPCを使用しているにも関わらず、エルデンリングのようなゲームで問題が発生することは珍しくありません。この記事では、カクつきの原因とその改善方法について解説します。

カクつきの原因:CPUの使用率と負荷

ゲーム中にCPU使用率が80~90%に達している場合、その負荷が原因でカクつきが発生することがあります。特に、マルチタスクでゲームと動画視聴を同時に行う場合、CPUが処理しきれないことがあります。現在の構成では、i7 9700とRTX 2080 SUPERという高性能なパーツを使用しているため、基本的には問題なく動作するはずですが、ゲームの設定やバックグラウンドで動作しているアプリが負荷をかけている可能性もあります。

まずは、タスクマネージャーやゲームの設定を確認し、必要のないアプリを閉じることが有効です。また、ゲーム内の設定を少し低くすることで、CPUへの負荷を軽減することもできます。

CPUとマザーボードのアップグレードの効果

ゲーム中のカクつきを解消するために、CPUやマザーボードをアップグレードすることは有効な選択肢ですが、必ずしも解決策になるとは限りません。CPUの性能が足りていない場合や、処理能力が不足している場合は、アップグレードが効果的ですが、現時点のi7 9700でも多くのゲームや動画編集には十分な性能を提供します。

アップグレードを考える場合、次に考慮すべきは、より高いクロック速度を持つCPUや、より新しい世代のものです。しかし、マザーボードの交換が必要になる可能性があるため、予算と効果を考えた上で決定することが重要です。

L3キャッシュの影響について

L3キャッシュは、ゲームのパフォーマンスにおいて重要な役割を果たしますが、ゲーム中のカクつきにどの程度影響を与えるかは一概には言えません。現行のi7 9700には12MBのL3キャッシュがありますが、これは多くのゲームや作業に十分な容量です。

キャッシュが不足している場合、CPUがメモリとのデータのやり取りを頻繁に行う必要があり、これがパフォーマンスの低下を引き起こします。ただし、L3キャッシュの容量が問題でカクつくケースは稀で、むしろゲームや動画編集における最適化や設定の見直し、さらには他のハードウェアの改善が効果的な場合が多いです。

GPUの最適化とシステム全体の調整

グラフィックボード(GPU)の性能は、ゲームにおけるカクつきにも大きく影響します。RTX 2080 SUPERは高性能なGPUですが、デュアルディスプレイを使用している場合、GPUの負荷が増加し、ゲームのパフォーマンスに影響を与えることがあります。特に、ゲームをプレイしながら動画を視聴する場合、GPUの負荷が大きくなるため、設定を調整することでパフォーマンスの向上が期待できます。

また、ドライバやゲームの設定を最適化することもカクつきの解消に繋がります。GPUドライバを最新のものに更新し、ゲーム内のグラフィック設定を調整することが効果的です。

まとめと改善策

ゲームのカクつきを改善するためには、CPUやメモリ、GPU、そしてシステム全体の最適化が重要です。現状では、CPUやL3キャッシュが問題である可能性は低く、主に設定やバックグラウンドのアプリケーション、GPUの負荷が原因と考えられます。

まずは、ゲーム設定の調整や不要なアプリケーションの終了、GPUドライバの更新などを試し、その後必要に応じてハードウェアのアップグレードを検討しましょう。これらの改善策を試すことで、カクつきの問題が解決する可能性が高くなります。

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