OBSで夜の虫の声を除去する方法と最適なマイク設定

オーディオ

OBSでの配信や録音時に、特に夜間に虫の声などのノイズが入ってしまう問題に直面している方も多いでしょう。今回は、OBSの設定を調整して、虫の声を効果的に除去する方法について解説します。

1. ノイズゲートの設定を見直す

ノイズゲートは、一定の音量以下の音をカットする機能です。虫の声のような静かなノイズを除去するために、ノイズゲートをうまく設定することが重要です。ただし、設定が厳しすぎると、声が小さいときにも音が途切れてしまうことがあるので、適切な閾値(スレッショルド)を設定しましょう。

推奨設定: スレッショルドを-40dBから-30dBに設定し、適度に虫の声をカットするよう調整します。これで虫の声が消える場合があります。

2. エキスパンダーを活用する

エキスパンダーは、音量が低い部分の音をさらに抑制するツールです。これを使うことで、音量が小さい虫の声などのノイズをさらにカットすることができます。エキスパンダーの効果を強くしすぎないように調整することが大切です。

推奨設定: レシオを1:3から1:4に設定し、適度にノイズを抑えつつ、声の聞こえ方に影響を与えないようにします。

3. コンプレッサーの調整

コンプレッサーは、音のダイナミックレンジを圧縮して、音量の差を小さくするツールです。これを使うと、虫の声などの音を目立たなくしつつ、会話の音量を一定に保つことができます。

推奨設定: アタックタイムを10ms、リリースタイムを100ms、スレッショルドを-18dBに設定すると、音声はクリアに保ちながら、ノイズを抑えられる可能性があります。

4. 追加のノイズ抑制フィルターを試す

OBSには、さらに強力なノイズ抑制フィルター「RNNoise」などがあります。このフィルターを使用することで、音声内の虫の声や背景ノイズを効果的に除去できます。設定が簡単で、リアルタイムでノイズを削減できるため、特に便利です。

推奨設定: OBSのフィルターメニューから「ノイズ抑制」を選択し、「RNNoise」を適用します。これにより、バックグラウンドノイズの除去効果が高まります。

5. マイクの配置と環境を改善する

マイクの配置や録音環境を工夫することも、音質改善に繋がります。マイクが直接風や空調の近くにあると、余分なノイズが拾われることがあるため、マイクの位置を調整してみましょう。また、エアコンやファンなどの音が入らないように、録音時にはそれらの音源を避けることが重要です。

推奨方法: マイクは口から約10cm離れた位置に設置し、背景音が少ない場所で録音します。また、ポップフィルターを使用することで、風切音や息の音を減少させることができます。

6. まとめ

OBSでの虫の声を除去するためには、ノイズゲート、エキスパンダー、コンプレッサー、さらにノイズ抑制フィルターを適切に設定することが効果的です。また、マイクの配置や録音環境も音質に大きな影響を与えるため、これらを改善することでノイズを最小限に抑え、快適な音声配信を実現することができます。

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