現在使用中のa6400から買い替えを検討している場合、特に動画撮影を重視する場合に、a6700とa7C IIを比較するのは非常に重要です。これまでAPS-C機しか使用したことがない方が、フルサイズへ移行する際に抱える疑問にお答えするため、実際の運用方法や画質の違いについて解説します。
APS-Cクロップで運用した場合の画質と満足度
a7C IIでAPS-Cクロップを使用する場合、既存のAPS-C用レンズを活用できるため、レンズ資産を無駄にすることなく運用が可能です。しかし、APS-Cクロップ時の画質に不安を感じる方もいるかもしれません。
実際には、APS-Cクロップで運用する場合でも、a7C IIのフルサイズセンサーは非常に高性能です。クロップして使用した場合、フルサイズセンサーの持つダイナミックレンジや色再現性、低ノイズ性能は保持されるため、画質の劣化は最小限に抑えられます。
a6700とa7C IIの違い：どちらを選ぶべきか
a6700は、APS-Cセンサーで手ぶれ補正機能が搭載されており、特に動画撮影において非常に優れたパフォーマンスを発揮します。もし、レンズ資産をそのまま活用したい、そして動画撮影を重視するのであれば、a6700は非常にバランスが取れた選択肢となるでしょう。
一方で、a7C IIはフルサイズのセンサーを搭載しており、背景のぼけ具合や撮影可能な光量が大きく向上します。特に低照度環境や背景ぼけを重要視する場合、フルサイズセンサーならではのメリットがあります。ですが、レンズ資産を活かしつつフルサイズを使いたい場合は、APS-Cクロップを活用することで、十分に満足できる画質を得られるでしょう。
既存のレンズを活用する方法
現在使用しているSIGMA 18-50mm f/2.8、SIGMA 23mm f/1.4、SIGMA 56mm f/1.4、TAMRON 18-300mm f/3.5-6.3のレンズをどう活用するかは重要なポイントです。
これらのレンズは、a6700ではそのままAPS-Cクロップモードで使用することができ、十分に画質を確保できます。a7C IIを使用する場合、APS-Cクロップモードに設定すれば、同じように使用できます。フルサイズセンサーを使用しない場合でも、クロップを使えば既存のレンズ資産を最大限に活用できるため、無理にレンズを買い替える必要はありません。
フルサイズへの移行を検討する場合
もし、フルサイズへの移行を検討する場合でも、APS-Cクロップモードであれば現有のレンズをしばらく使うことができます。これにより、完全なレンズ交換を避けながら、フルサイズセンサーの利点を享受できる方法です。
将来的にフルサイズレンズに切り替える予定がある場合でも、現在のレンズをフルサイズモードで使う際に、クロップモードを使うことで、撮影における幅広いアプローチが可能になります。
まとめ：どちらを選ぶべきか
最終的に、a6700とa7C IIの選択は、あなたが最も重視する要素によって決まります。動画撮影を重視する場合、a6700はAPS-Cセンサーを最大限に活かし、手ぶれ補正などで優れたパフォーマンスを発揮します。一方、フルサイズならではの深いぼけ味や光量を活かしたい場合は、a7C IIが適しています。
どちらの選択肢も、現在のレンズ資産を活用できるので、慎重に選びましょう。最終的な決断は、使用するシーンや用途に最も合ったカメラを選ぶことが重要です。
コメント