PCのカクつきやもたつきを改善するためのパーツアップグレードガイド

周辺機器

PCのパフォーマンスに問題を感じるとき、どこを改善すべきか判断するのは難しいことがあります。特に、グラフィックカードやSSDをアップグレードしても問題が解決しない場合、他のパーツがボトルネックになっている可能性があります。この記事では、あなたのPC構成に基づいて、改善すべき箇所や注意点を解説します。

1. CPUのパフォーマンスとボトルネックの確認

現在お使いの「AMD Ryzen 7 3700X」は、ゲームや配信などの多くの用途に十分なパフォーマンスを提供します。しかし、5年ほど前に自作したPCであり、最新のゲームや高負荷のタスクを行う際にパフォーマンスが低下することがあります。CPUのボトルネックを確認するために、タスクマネージャーや専用のベンチマークツールで、どのパーツが過負荷になっているかをチェックすることをお勧めします。もしCPUが限界に達している場合、次のアップグレードとして新しい世代のCPUに交換することを考慮しましょう。

2. メモリの増設と動作確認

現在のメモリ構成は「CMK32GX4M2A2666C16」の16GB(2枚組)ですが、もしゲームや配信中にメモリ不足が原因で遅延が発生している場合、メモリの増設が有効です。ゲームの中には大量のメモリを消費するものもあり、特に配信中はメモリ容量が不足しがちです。32GBまたはそれ以上にアップグレードすることで、パフォーマンスが改善される可能性があります。

3. グラフィックカードのアップグレード

「GeForce RTX 4060」は現在では十分な性能を持っていますが、今後の高負荷なゲームやアプリケーションでは、さらに上級のグラフィックカードを検討することも選択肢の一つです。RTX 4060はミドルレンジの性能を持っていますが、もし新しいゲームでフレームレートが低下している場合は、RTX 4070やRTX 4080にアップグレードすることを検討しても良いでしょう。ゲームのプレイや配信の安定性を大幅に向上させる可能性があります。

4. SSDとストレージのパフォーマンス向上

現在、500GBのM.2 SSDと1TBのNVMe SSDを使用していますが、もしストレージがフルに近い場合や読み書き速度が不足している場合は、さらに高速なSSDにアップグレードすることで、PCの動作が改善されることがあります。特にゲームやアプリケーションのロード時間が長い場合は、NVMe Gen 4対応のSSDに変更することで劇的に速度が向上します。また、不要なファイルを整理することもパフォーマンス向上に繋がります。

5. 電源容量の確認と改善

「CX650M」は600Wの電源を搭載していますが、高性能なパーツを使用する場合、650Wでは不足する可能性があります。ゲームをしながら配信を行う場合、CPU、GPU、メモリ、ストレージなど、全てのパーツがフル稼働することになります。もし電源の容量が足りないと、PCの安定性が低下する恐れがあるため、750Wまたは850Wの電源に変更することを検討しましょう。

6. まとめと今後のステップ

現在のPCはアップグレードを行っているものの、パフォーマンスが改善されていない場合、ボトルネックとなっているパーツが原因である可能性があります。CPU、メモリ、グラフィックカード、SSD、電源など、各パーツの性能を確認し、必要なアップグレードを行うことで、快適なゲームプレイや配信環境を作り出せます。まずはCPUやメモリのボトルネックを確認し、次に電源容量の確認を行い、その後は必要に応じてグラフィックカードのアップグレードを検討してください。

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