Nikon D850でRAW+fine★モードで撮影した際、PCでSDカードを挿入して確認したところ、JPEG画像(DSC_○○)しか表示されない場合、RAW画像が表示されない理由はいくつか考えられます。本記事では、その原因とRAW画像を表示させるための解決方法について解説します。
RAW画像が表示されない原因
RAW画像が表示されない主な原因としては、次のようなことが考えられます。
1. RAW画像がサポートされていない画像ビューアを使用している
一般的な画像ビューアでは、RAWファイル(.NEF形式)をそのまま表示できない場合があります。JPEGファイルはほとんどのビューアで開けますが、RAWファイルには専用のソフトウェアが必要です。
2. RAWファイルが破損している
稀に、撮影後にSDカードが正常に保存できなかった場合、RAWファイルが破損することがあります。この場合、RAWファイルが読み込めないことがあります。
RAW画像を表示させる方法
RAW画像を正しく表示させるためには、以下の方法を試してみましょう。
1. Adobe LightroomやPhotoshopを使用する
RAW画像(NEF形式)を開くためには、Adobe LightroomやPhotoshopといった画像編集ソフトが有効です。これらのソフトでは、RAWファイルを正しく表示・編集することができます。
2. Nikonのソフトウェア「Capture NX-D」を使用する
Nikonが提供する無料のRAW現像ソフト「Capture NX-D」を使用することで、NikonのRAW画像(.NEF)を簡単に開くことができます。このソフトウェアは、RAW画像を確認・現像するために最適です。
3. Windows 10の「RAW画像拡張機能」をインストールする
Windows 10の場合、Microsoft Storeから「RAW画像拡張機能」をインストールすることで、RAWファイルをWindowsの標準ビューアで表示することができるようになります。
RAW+fine★モードの設定について
Nikon D850で「RAW+fine★」モードを使用すると、RAWファイルとJPEGファイルが同時に保存されます。しかし、RAWファイルとJPEGファイルは別々に保存されるため、SDカード内でRAWファイルだけを表示したい場合は、ファイル拡張子が「.NEF」のファイルを選ぶ必要があります。
JPEG画像とRAW画像の違い
JPEG画像は、一般的にサイズが小さく、すぐに表示・共有できる利便性がありますが、RAW画像は、色調整や露出調整などが自由に行えるため、より高品質な画像を得ることができます。
RAWファイルが破損した場合の対処法
万が一、RAWファイルが破損して開けない場合、以下の方法で復旧できる場合があります。
1. データ復旧ソフトを使用する
RAWファイルが破損してしまった場合、データ復旧ソフトを使って修復を試みることができます。RecuvaやEaseUS Data Recoveryなど、SDカードから失われたファイルを復旧できるソフトを使用することを検討しましょう。
2. 別のカードリーダーを使用する
SDカードがパソコンで正しく認識されない場合は、別のカードリーダーを使用することで、正常に読み込めることがあります。
まとめ
Nikon D850でRAW+fine★モードで撮影した画像が表示されない場合、RAWファイルがサポートされていないビューアを使用していることが原因の一つです。RAW画像を表示させるには、Adobe Lightroom、Photoshop、NikonのCapture NX-Dなど、RAWファイルに対応したソフトウェアを使用することが重要です。また、RAWファイルが破損した場合はデータ復旧ソフトを使って修復を試みることができます。
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