複数人で使える外付けHDDの選び方とネットワーク接続方法

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会社で使っていた社内サーバーが容量オーバーとなり、クラウドへの移行が決まった際、データを複数人で共有するために外付けHDDやネットワークストレージを使いたいと考えている方も多いでしょう。この記事では、複数人で使える外付けHDDの選び方と、ネットワーク経由でデータを共有する方法を紹介します。

外付けHDDとNASの違い

まず、外付けHDDを複数人で使う方法には、基本的に2つの選択肢があります。1つは、USB接続の外付けHDDを複数人が順番に使用する方法、もう1つは、ネットワーク接続型の外付けHDD(NAS)を使う方法です。

USB接続の外付けHDD: USB接続の外付けHDDを使う場合、1台のパソコンに接続してデータを管理し、他のパソコンからは共有ドライブとしてアクセスすることができます。しかし、この方法だとデータにアクセスできるのは1台のパソコンに限られてしまいます。

NAS(ネットワーク接続型ストレージ): 複数人が同時にデータにアクセスできるNASは、ネットワーク経由でデータを共有するため、同時アクセスに対応しています。これにより、物理的に接続するパソコンを選ばず、社内ネットワークを介してどのパソコンからでもアクセス可能になります。

外付けHDDを複数人で使用する方法

外付けHDDを複数人で使用するには、ネットワーク経由で接続できるHDDを選ぶのが最も効果的です。以下の2つの方法で、外付けHDDを複数人で使えるように設定できます。

  • USB接続の外付けHDDをファイル共有する: 1台のパソコンに外付けHDDを接続し、そのパソコンをファイルサーバーとして設定します。WindowsやMacの「ファイル共有機能」を使って、他のパソコンからアクセスできるようにします。
  • NASを利用する: ネットワーク接続型のHDD(NAS)を使えば、社内ネットワークを経由してどのパソコンからでもアクセスできます。NASは複数人同時にアクセスできるため、ファイル管理が便利になります。

おすすめのNAS(ネットワーク接続型HDD)

NASは外付けHDDをネットワーク上で共有するための最適な選択肢です。以下はおすすめのNAS製品です。

  • Synology DS220j: 小規模オフィス向けで手頃な価格で購入でき、データ共有、バックアップ、セキュリティ管理など多機能を備えています。
  • QNAP TS-230: 高速な転送速度と使いやすいUIで、初心者にも扱いやすいNAS。データ管理やストリーミングにも対応しています。
  • Western Digital My Cloud EX2 Ultra: 高い信頼性と使いやすいインターフェースで、家庭や小規模オフィスでも活用できるNASです。

NASを導入するための接続方法

NASを導入する際には、以下の手順で設定を行います。

  • NASの設置: NAS本体をネットワークに接続し、電源を入れます。LANケーブルを使って、ルーターやスイッチに接続します。
  • セットアップ: 付属のソフトウェアを使ってNASを設定します。インターフェースにアクセスして、ユーザーアカウントや共有フォルダを作成します。
  • ファイルアクセス: NASがネットワーク上に登場するので、社内の他のPCからもアクセスできるようになります。ファイルを簡単に管理し、複数人で使用できます。

まとめ

複数人で外付けHDDを使用するためには、USB接続の外付けHDDでファイル共有するか、ネットワーク接続型のNASを使う方法があります。NASは複数人が同時にアクセスできるため、ファイル管理や共有に非常に便利です。NASの設置と設定は少し手間がかかりますが、社員全員で効率的にデータを扱える環境を整えることができます。

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