自作PCを組み立てる際、用途や予算に合わせてパーツ選びが重要です。この記事では、DTM(デスクトップミュージック)メインで使用し、Blenderも少し触るという方に最適なPC構成をご提案します。予算15万円〜20万円で、高性能かつコストパフォーマンスの良い自作PCの構成例を解説します。
用途に合わせたパーツ選び
DTMやBlenderは、CPUやメモリ、ストレージの性能が特に重要な用途です。ゲームを頻繁にプレイしない場合でも、マルチタスクや高負荷な作業が必要なため、十分な性能を持ったPCを選ぶことが大切です。
今回は、予算15万円〜20万円でDTMとBlenderが快適に動作する構成を提案します。
CPUの選び方:インテルCore i5 13400F
CPUはDTMとBlenderのパフォーマンスに直結します。インテルのCore i5 13400Fは、価格と性能のバランスが良く、DTMやBlenderでも高い処理能力を発揮します。特に、マルチコアの処理が得意なこのCPUは、複数のトラックを使うDTMや、3Dレンダリングを行うBlenderにおいても十分に力を発揮します。
また、Core i5 13400Fは、コストパフォーマンスに優れており、必要十分な性能を持ちながら、価格も抑えめです。
GPUの選び方:GeForce RTX 3060
Blenderで3Dモデリングやレンダリングを行う際には、GPUの性能も重要です。GeForce RTX 3060 12GBは、BlenderでのGPUレンダリングをスムーズに行える性能を持っており、価格も手ごろです。また、RTX 3060は、ゲームにも対応しており、LOLやマインクラフトなどの軽めのゲームも快適にプレイできます。
特に、12GBのVRAMを搭載しており、Blenderのようなメモリを大量に使う作業にも対応できるので、Blenderを少しやりたいという方には最適です。
メモリの選び方:DDR4-3200 16GB×2
DTMやBlenderでは、メモリ容量が重要です。16GB×2(合計32GB)のメモリは、DTMで多数のトラックを扱う場合や、Blenderで複雑なシーンを処理する際に必要となる容量です。DDR4-3200は、十分な速度を持ちつつ、コストパフォーマンスにも優れています。
予算内で最適なメモリを選ぶことで、パフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
ストレージの選び方:NVMe M.2 1TB
ストレージは、DTMでの大容量の音源ファイルや、Blenderでのレンダリングデータを保存するために重要です。NVMe M.2 1TBは、高速なデータ転送速度を誇り、プログラムの起動やデータの読み書きが非常に速くなります。これにより、作業中のストレスを軽減し、快適に作業を進めることができます。
1TBの容量は、DTMやBlenderのデータを十分に保存できるため、作業中にストレージ不足に悩まされることはありません。
電源と冷却:650W 80PLUS Goldと簡易水冷
自作PCの電源は、安定した電力供給をするために非常に重要です。650W 80PLUS Goldの電源は、効率的に電力を供給し、安定した動作をサポートします。高性能なパーツを使用する場合、安定した電源が必要不可欠です。
また、簡易水冷240mmは、CPUの冷却性能を向上させ、負荷のかかる作業でも熱によるパフォーマンス低下を防ぎます。これにより、長時間の作業でも安定した動作が期待できます。
まとめ
自作PCでDTMやBlenderを快適に使用するためには、CPU、GPU、メモリ、ストレージなどのパーツ選びが重要です。予算15万円〜20万円であれば、インテルCore i5 13400F、GeForce RTX 3060、16GB×2のメモリ、NVMe M.2 1TBのストレージといった構成が最適です。この構成は、DTMとBlenderだけでなく、軽めのゲームも快適にプレイできる性能を持っています。
これらのパーツを組み合わせることで、コストパフォーマンスに優れた自作PCが完成し、作業効率を大幅に向上させることができます。
コメント