OM-D E-M5 Mark IIで撮影したRAWデータ(ORF形式)が、LightroomやLightroom Classicで読み込めない場合、いくつかの原因が考えられます。本記事では、その原因と解決方法について解説します。Adobeの公式サイトでは、このカメラのRAW対応表に◯がついているため、ソフトウェア側での設定や最新のアップデートが必要な場合があります。
1. Lightroomのバージョンを確認する
LightroomやLightroom ClassicでOM-D E-M5 Mark IIのRAWデータを読み込むには、ソフトウェアがカメラの最新のRAWフォーマットに対応している必要があります。もし使用しているバージョンが古い場合、カメラのRAWデータが読み込めないことがあります。
解決方法としては、Adobeから最新のLightroomバージョンをインストールするか、Lightroomのアップデートを実行することです。これにより、カメラに対応した新しいRAWフォーマットがサポートされ、正常に読み込めるようになります。
2. カメラの設定を確認する
OM-D E-M5 Mark IIには、RAWデータの保存方法に関する設定がいくつかあります。RAW画像がLightroomで読み込めない場合、カメラの設定が影響していることがあります。
特に「RAW + JPEG」モードで撮影している場合、JPEGと一緒に保存されたRAWデータに何らかの影響が出ることがあります。カメラの設定メニューで、RAWのみを保存する設定に変更してみると、Lightroomでの読み込みが改善する場合があります。
3. Adobe DNG Converterを使用する
もしLightroomがOM-D E-M5 Mark IIのRAWフォーマット(ORF)を直接サポートしていない場合、Adobe DNG Converterを使ってRAWデータをDNG形式に変換する方法があります。DNGは、Lightroomやその他の画像編集ソフトウェアに広く対応している形式です。
Adobe DNG Converterは無料で提供されており、OM-D E-M5 Mark IIのORFデータを変換して、Lightroomで読み込むことができます。これにより、Lightroomが直接読み込めないRAWファイルも問題なく編集できるようになります。
4. データ転送の方法を確認する
RAWデータの転送方法にも注意が必要です。例えば、SDカードから直接コンピューターに転送する際、転送中にエラーが発生すると、RAWデータが破損してしまうことがあります。
データ転送時にエラーが発生していないか確認し、可能であればカードリーダーを使用してSDカードから直接転送する方法を試してみてください。これにより、破損したRAWデータを防げる場合があります。
5. まとめ
OM-D E-M5 Mark IIで撮影したRAWデータがLightroomで読み込めない場合、まずはLightroomのバージョンが最新であることを確認し、必要に応じてカメラの設定やデータ転送方法を見直してください。また、Adobe DNG Converterを使用してDNG形式に変換する方法も有効です。これらの方法を試すことで、RAWデータを正常に読み込めるようになるはずです。


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