監視カメラを長時間使用するためには、適切なモバイルバッテリーを選ぶことが重要です。今回は、電圧9V、ワット数5.4Wの監視カメラを12時間作動させるために必要なモバイルバッテリーの容量について解説します。
1. 監視カメラの消費電力を計算する
まず、監視カメラの消費電力(5.4W)から、使用するバッテリーの容量を計算します。消費電力を使って必要なバッテリー容量を求めるためには、以下の式を使います。
消費電力 (W) × 時間 (h) = 必要なバッテリー容量 (Wh)
この場合、5.4W × 12h = 64.8Whが必要なバッテリー容量です。
2. バッテリー容量の計算方法
次に、バッテリーの容量はワットアワー(Wh)で計算されるため、モバイルバッテリーの容量もWh単位で確認する必要があります。モバイルバッテリーの容量をmAh(ミリアンペアアワー)で表している場合、次の式を使ってWhに換算します。
容量 (Wh) = 容量 (mAh) × 電圧 (V) ÷ 1000
例えば、モバイルバッテリーが5Vの出力で20,000mAhの場合、容量は5V × 20,000mAh ÷ 1000 = 100Whです。このため、64.8Whの容量を12時間作動させるためには、最低でも64.8Wh以上の容量が必要です。
3. モバイルバッテリーの選び方
モバイルバッテリーを選ぶ際には、単に容量だけでなく、バッテリーの出力電圧やコンバーターの効率も考慮する必要があります。9Vの出力を必要とする監視カメラには、9Vに対応したモバイルバッテリーを選ぶことが重要です。
また、バッテリーの効率にも差があるため、余裕を持って容量が大きいものを選ぶことをお勧めします。容量が大きいバッテリーであれば、より長時間使用できます。
4. おすすめのモバイルバッテリー
例えば、容量が15,000mAh以上のモバイルバッテリーを選ぶと、より安心して監視カメラを運用できます。実際、9V出力対応のバッテリーや、USB-Cで簡単に接続できるものが便利です。
また、ポータブル電源も一つの選択肢として、より大容量のモバイルバッテリーを選ぶことができるため、長時間の監視カメラ運用にも適しています。
5. まとめ
監視カメラを12時間連続作動させるために必要なモバイルバッテリーは、少なくとも64.8Wh以上の容量が必要です。出力電圧やバッテリーの効率を確認し、余裕を持った容量のモバイルバッテリーを選ぶことが重要です。また、9V出力対応のものを選ぶと、より安心して運用できます。


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