ゲーム配信中にカクツキが発生する原因として、CPUの性能不足が挙げられることがあります。特にOBSを使った配信設定でx264エンコードを選んだ場合、CPUに大きな負荷がかかります。この記事では、Corei5-6500からi7-6700へのアップグレードがどれほど効果があるのか、またその際の選択肢や改善方法について詳しく解説します。
1. 配信時のカクツキの原因
ゲーム配信中のカクツキは、主にCPUの処理能力に依存します。特に、OBSでx264エンコードを使用している場合、CPUにかなりの負担がかかります。CPUが処理しきれない場合、ゲームのフレームレートが低下したり、カクツキが発生することがあります。
また、GPU(グラフィックスカード)の性能が十分でも、CPUの処理能力が不足していると、ゲーム自体はスムーズでも、配信中にパフォーマンスが低下することがあります。現状のCorei5-6500は4コア4スレッドであり、特に配信のような重い処理を同時に行うと、負荷が高くなりがちです。
2. i7-6700へのアップグレードの効果
Corei7-6700は、Corei5-6500と比べてクロック速度が若干高く、4コア8スレッドとスレッド数が倍増しているため、配信時のCPU負荷が軽減される可能性があります。このアップグレードにより、配信中のカクツキやフレームレートの低下を改善できる可能性があります。
ただし、4コアのCPUでは、8コア以上のプロセッサと比べて限界があることもあります。もし、さらに重いゲームを配信する場合や、より多くの負荷がかかるシーンで安定した配信を求めるのであれば、さらに上位のCPUへのアップグレード(例:Core i9シリーズ)を検討する価値があります。
3. GPU(グラフィックカード)とのバランスを考える
配信中のパフォーマンス改善には、CPUだけでなくGPUも重要です。現状のRX570(8GB)は、マインクラフトやGTA5などのゲームを高画質でプレイするには十分な性能を持っていますが、もしGPUに余裕がある状態でCPUに負荷がかかっている場合、GPUの性能をフル活用するために、より高性能なCPUにアップグレードするのは良いアプローチです。
また、GPU負荷を軽減するために、OBSでのエンコード設定を「x264」から「NVENC」(NVIDIA GPUを利用)や「AMD VCE」(AMD GPUを利用)に変更することで、CPU負荷を減らすことができ、よりスムーズな配信を実現できます。
4. 他の改善方法
もしCPUアップグレードが難しい場合、いくつかの改善方法があります。例えば、OBSの設定でエンコードをハードウェアアクセラレーションに変更することが考えられます。これにより、CPUではなくGPUを使ってエンコード処理を行い、CPUの負担を減らすことができます。
また、配信の設定を見直し、不要なバックグラウンドアプリケーションを停止したり、配信のビットレートを調整することで、より安定した配信を実現できる場合があります。
まとめ
Corei5-6500からi7-6700へのアップグレードは、配信中のカクツキ改善に役立つ可能性がありますが、限界があることも覚えておく必要があります。特に、8コア以上のCPUを選ぶことで、さらに配信パフォーマンスが向上する可能性があります。
また、GPUの負荷を活用するためにエンコード設定を変更する、または他の設定を調整することで、CPUの負担を減らし、よりスムーズな配信ができるでしょう。自分の配信環境に最適な構成を見つけるために、さまざまな方法を試してみてください。
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