デスクトップPCのメモリ増設を検討している方へ、DDR4メモリを8GB×2枚から16GB×2枚に変更する際のポイントや、追加でメモリを挿す際の最適な方法について解説します。特に、異なる容量のメモリを混在させることの影響についても触れ、最適な構成を提案します。
メモリ増設時に注意すべきポイント
メモリを増設する際、特に異なる容量のメモリを同時に使用することは、性能に影響を与える場合があります。例えば、8GB×2枚と16GB×2枚を混ぜて使う場合、システムがうまく動作する場合もあれば、安定性に問題が出る場合もあります。そのため、同じ容量のメモリを揃える方がパフォーマンスを最大限に引き出せるとされています。
メモリの増設方法として、追加のメモリを挿すのではなく、16GB×2枚で構成を統一する方がベストとされています。これにより、デュアルチャネル構成を安定して使用でき、全体的なパフォーマンス向上が期待できます。
異なる容量のメモリを混在させる場合の注意点
異なる容量（例えば、8GBと16GB）を組み合わせて使用することもできますが、デュアルチャネル構成を利用するためには、メモリのペア（対）をできるだけ同じ容量、同じ速度で揃えることが推奨されます。
異なる容量のメモリを使う場合、システムは最も低い容量に合わせて動作することが多いです。例えば、8GBと16GBを組み合わせた場合、16GBのメモリは8GBとして認識され、パフォーマンスが低下することがあります。また、メモリのクロック速度が異なる場合、低い方に合わせられることもあります。
16GB×2枚での構成がオススメな理由
16GB×2枚での構成を選ぶ理由として、まず第一に安定性があります。統一された容量のメモリを使用することで、デュアルチャネルのパフォーマンスを最大化できます。デュアルチャネルでは、メモリの帯域幅が倍増し、特に画像処理やゲーム、マルチタスク作業での速度向上が期待できます。
また、今後のアップグレードを見越して16GB×2枚の構成にすることで、より長期間安定したパフォーマンスを維持できます。多くのアプリケーションが16GBのメモリを推奨しており、特に画像編集や動画編集ソフトを使用する場合には、十分な容量が必要です。
メモリ増設後のパフォーマンスチェック
メモリを増設した後は、パフォーマンスが期待通り向上しているかを確認することが大切です。以下の方法でチェックしてみましょう。
- タスクマネージャーでのメモリ使用率の確認 – メモリ使用率がどの程度かを確認し、効率的にメモリが使われているかをチェックします。
- ベンチマークソフトで性能テスト – メモリ増設前後でベンチマークを比較し、パフォーマンスの向上を確認します。
- システムの安定性テスト – メモリ増設後にシステムが安定して動作しているか、フリーズやクラッシュがないかを確認します。
まとめ
メモリ増設において、8GB×2枚と16GB×2枚を混在させるよりも、16GB×2枚で統一する方がパフォーマンスと安定性に優れた構成となります。特に、デュアルチャネル構成を最大限に活用するためには、同一容量のメモリを使用することが最適です。増設後は、パフォーマンスチェックを行い、システムが安定して動作することを確認しましょう。
コメント