iPhoneと他のiPhoneまたはApple Watchでデータ共有を行っているとき、片方のデバイスを初期化した場合に「探す」機能から全てのデバイスが消えることがあります。このような問題が発生する原因と、その対処法について詳しく解説します。
データ共有と「探す」機能の関係
Appleの「探す」機能は、iPhone、iPad、Apple Watch、Macなどのデバイスを追跡するための重要なツールです。これにより、紛失したデバイスを見つけることができますが、デバイス間でデータ共有をしている場合、この機能に影響を与えることがあります。
データ共有とは、iCloudアカウントを使って複数のデバイス間で情報を同期する仕組みです。この仕組みが正しく設定されていると、どのデバイスでも「探す」機能が有効になり、デバイスの位置を追跡できます。しかし、初期化することで、これらの同期設定が解除されることがあります。
初期化後に「探す」機能が消える理由
デバイスを初期化すると、iCloudの設定がリセットされ、デバイスが「探す」機能に登録されていた情報も削除されます。つまり、iPhoneを初期化したことで、「探す」機能がそのiPhoneやApple Watchの情報を認識しなくなるのです。
これは、iCloudアカウントとの紐付けが解除されるため、デバイスが「探す」の対象から外れてしまいます。そのため、初期化したデバイスは「探す」機能に表示されなくなり、他のデバイスも同様の影響を受ける可能性があります。
データ共有を解除してから初期化する方法
もし、iPhoneやApple Watchの初期化を予定している場合、初期化前にデータ共有の解除を行うことをおすすめします。これにより、初期化後のトラブルを避けることができます。
具体的には、iCloudからデバイスを削除したり、「探す」機能をオフにしたりすることで、初期化後もスムーズにデバイスを使用できるようにします。これを行う手順は、設定アプリから「Apple ID」を開き、「iCloud」→「探す」→「このデバイスを探す」をオフにすることです。
初期化後のデバイスを再登録する方法
万が一、デバイスを初期化した後に「探す」機能から消えてしまった場合、再登録することは可能です。再度iCloudにサインインし、「探す」機能をオンにすることで、デバイスの位置情報が再び追跡可能になります。
この手順により、初期化後もデバイスの位置を追跡し、管理することができるようになります。ただし、再登録するためには、初期化前に「探す」機能が有効になっている必要がありますので、事前に設定を確認しておくことが大切です。
まとめ
iPhoneを初期化した際に「探す」機能からデバイスが消えるのは、デバイス間でデータ共有が行われているため、iCloudの設定がリセットされることによるものです。初期化前にデータ共有を解除し、「探す」機能をオフにしておくことが、トラブルを回避するためのポイントです。また、初期化後でも再登録を行うことで、デバイスを再度追跡可能にすることができます。
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