中古カメラを購入する際や、自分のカメラの使用状況を確認したいときに便利なのが「シャッターカウントモバイル」というアプリです。しかし、初めて使う方にとっては操作が少し分かりづらいこともあります。この記事では、特にEOS Kiss M2やEOS R6などのCanon製カメラで、シャッター回数(ショット数)を正確に確認する方法をわかりやすく解説します。
シャッターカウントモバイルとは?
「シャッターカウントモバイル」は、スマートフォンでカメラの撮影回数(シャッター回数)を調べられるアプリです。カメラの内部情報(Exifデータ)を読み取って、撮影回数を推定する仕組みになっています。特に中古カメラを購入する際、「どれくらい使われているか」を知る指標として役立ちます。
ただし、すべてのカメラに対応しているわけではなく、Canon製の一部モデルではアプリが正しく動作しない場合もあります。そのため、利用前に対応機種を確認しておくことが大切です。
対応しているCanon機種について
Canonの一眼レフやミラーレスの中でも、シャッターカウントの読み取りに対応しているモデルと非対応のモデルがあります。例えば、EOS Kiss M2はアプリでは正確に読み取れない場合が多く、代替方法が必要になることがあります。
一方で、EOS R6などの上位モデルでは、PC経由のソフトウェアを使うことでより正確なシャッターカウントを確認できることが知られています。スマホアプリだけで調べられない場合は、パソコンを使う方法も検討してみましょう。
シャッターカウントモバイルの基本的な使い方
アプリを使ってショット数を調べるには、以下の手順を行います。
- ① スマートフォンで「シャッターカウントモバイル」をインストール
- ② EOSカメラで撮影した最新の写真をスマホに保存
- ③ アプリを起動して「画像を選択」
- ④ 先ほどの写真を選び、Exif情報を読み取る
- ⑤ 表示された数値が「シャッター回数(ショット数)」です
注意点として、スマホ内の写真編集アプリで加工された画像はExif情報が消えてしまうため、必ず撮影したままのオリジナル画像を使用してください。
EOS Kiss M2でカウントが表示されない場合の対処法
EOS Kiss M2のように、アプリでショット数が表示されない場合は、カメラ自体がExifにシャッター情報を記録していない可能性があります。その場合は、「EOSInfo」や「ShutterCount.com」などのPC向けソフトを使用する方法が有効です。
これらのツールを使うことで、USBケーブルでカメラを接続し、より正確な情報を読み取ることができます。特にEOS R6などの上位機種では、この方法で確実にショット数を確認できます。
お店でシャッター回数を確認する方法
もしカメラを購入前に店頭で確認したい場合は、SDカードを持参して店員に試し撮りをお願いしましょう。撮影後、その画像をスマホに取り込み、シャッターカウントモバイルで確認できます。通信が安定していない環境では読み込みに時間がかかることがあるため、事前にアプリの動作をテストしておくと安心です。
また、店舗によっては店員が専用ツールでショット数を確認してくれる場合もあります。その際は、遠慮せずに相談してみましょう。
まとめ
シャッターカウントモバイルは、簡単にショット数を調べられる便利なアプリですが、機種によっては対応していない場合もあります。EOS Kiss M2では正確に表示されないことがありますが、EOS R6などでは他の方法を併用することで確認が可能です。中古カメラの購入時には、オリジナル画像を使って確実に確認することが大切です。アプリとPCツールを上手に使い分けて、自分のカメラの状態を正しく把握しましょう。
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