iCloud+を利用している際に、動画再生時に「読み込めません」といったエラーが表示され、いちいちダウンロードをし直さなければならない場合があります。この問題に対する解決策を探している方に向けて、原因と対処法を説明します。
iCloud+と動画のキャッシュ管理
iCloud+を利用していると、ストレージ容量に応じて、動画や写真などのデータは自動的にクラウドに保存されることがあります。これにより、端末のストレージ容量を節約できますが、インターネット接続が不安定だったり、一定期間使用しなかったデータがオフラインにされることがあります。この状態では、動画が「読み込めません」と表示されることがあります。
iCloudの設定で「オフライン時にダウンロード」のオプションを有効にしていない場合、データが端末に保存されず、クラウドから再度ダウンロードしなければならない状態になってしまいます。
対処法:設定の確認と変更
まず、iCloudの設定を確認し、必要に応じて変更を加えることが有効です。以下の手順で設定を確認できます。
- 「設定」アプリを開き、「[ユーザー名] > iCloud」を選択。
- 「写真」を選び、「iCloud写真」をオンにします。
- 「iCloud写真」内で「端末に最適化」を選択している場合、画像や動画が自動で最適化されることがあります。これを「オリジナルをダウンロード」に変更することで、動画の再生時に必要なデータが端末に保存されやすくなります。
これにより、動画の再生時にいちいちダウンロードしなくても、オフラインでも再生が可能になります。
ストレージの空き容量を確認する
iCloud+のストレージが不足している場合、保存されたデータが正常に表示されないことがあります。ストレージの空き容量を確認し、不要なデータを削除することで、問題が解決することがあります。
「設定」アプリから「[ユーザー名] > iCloud > ストレージ管理」に進み、不要なアプリのデータを削除するか、iCloudのストレージプランをアップグレードすることを検討してください。
まとめ
iCloud+で「読み込めません」と表示される問題は、端末に保存されていない動画データを再ダウンロードする必要があるためです。設定を見直して「オリジナルをダウンロード」に変更することで、動画再生時にデータの再ダウンロードを回避できるようになります。さらに、ストレージ容量が不足している場合には、不要なデータを削除するか、プランの変更を検討することが有効です。
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