洗濯後の乾燥方法として「ドラム式洗濯機の乾燥機能」と「室内干し+除湿乾燥機」、どちらが電気代を抑えられるか迷っている人は多いでしょう。特に、家族内で意見が分かれることもあります。この記事では、両者の電気代やコスパの違いを比較しながら、ドラム式の魅力や注意点も詳しく解説します。
ドラム式洗濯機と室内干しの電気代比較
まずは、一般的な電気代の目安を比較してみましょう。
方法 | 1回あたりの電気代 | 目安時間 |
---|---|---|
ドラム式洗濯乾燥機(ヒートポンプ式) | 約20〜30円 | 約2〜3時間 |
縦型+除湿乾燥機(8時間稼働) | 約40〜60円 | 約8時間 |
この比較からもわかるように、最新のヒートポンプ式ドラム洗濯機は、省エネ性能が高く、除湿乾燥機を併用するよりも電気代が安い傾向にあります。従来型のヒーター式ドラム洗濯機では電気代が高くなるため、購入時は「ヒートポンプ式」を選ぶのがポイントです。
時間と手間のコストも見逃せない
電気代以外にも注目すべきは「時間」と「手間」。除湿乾燥機での室内干しは、8時間以上かかることも珍しくありません。一方、ドラム式洗濯機の乾燥機能を使えば、洗濯から乾燥までを一気に完了でき、家事の負担を大きく減らせます。
特に共働き世帯や夜間に洗濯をする家庭では、時間の節約=生活の質の向上につながります。電気代だけでなく、トータルのコスパで考えるとドラム式が優位です。
ドラム式で乾燥すると衣類が縮む?避けた方がよい素材
ドラム式乾燥では高温で乾かすため、一部の衣類が縮むことがあります。特に注意が必要なのは以下の素材です。
- ウール・カシミヤなどの天然繊維
- シルク(絹)製品
- ナイロンやポリウレタンなど伸縮性のある素材
これらの素材は、乾燥機モードを「低温」または「風乾燥」に設定するか、室内干しに切り替えるのがおすすめです。最近のドラム式には「デリケートモード」「低温乾燥モード」が搭載されており、繊細な衣類にも対応できるようになっています。
ドラム式洗濯機の電気代をさらに抑えるコツ
ヒートポンプ式でも、使い方次第で電気代は変わります。以下の工夫でさらに節約可能です。
- フィルター掃除をこまめに行う:ホコリ詰まりは乾燥効率を下げ、電気代アップの原因になります。
- 乾燥量を減らす:タオルなど乾きやすい物は室内干しに分けると電力消費を抑えられます。
- 夜間の電気料金プランを活用:電気代が安い時間帯に稼働させることで節約効果が高まります。
結論:電気代・時間・快適さで見ればドラム式が優勢
電気代だけを見ると「除湿乾燥機を使った室内干し」が安そうに見えますが、最新のドラム式(ヒートポンプ式)ならほぼ同等、またはそれ以上に省エネです。さらに、時間短縮と快適さを考えれば、総合的なコスパはドラム式洗濯機の勝ちです。
夫婦で意見が分かれている場合は、電気代だけでなく「家事の時短」「衣類ケア」「生活の快適さ」なども含めて検討するのがおすすめです。最新モデルを選べば、乾燥による縮みも最小限に抑えつつ、効率的に家事をこなすことができます。
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