LUMIX TZ30を使用していると「内蔵メモリー残量がありません」と表示されることがあります。これは、カメラ内部に保存できる容量が限界に達しているか、SDカードが正しく認識されていない場合に表示されます。この記事では、フォーマット(初期化)の方法と、データ整理のポイントをわかりやすく解説します。
内蔵メモリーとSDカードの違いを理解しよう
LUMIXには「内蔵メモリー」と「SDカード」の2種類の保存先があります。通常、撮影データはSDカードに保存されますが、SDカードが未挿入の状態では自動的に内蔵メモリーに記録されます。そのため、SDカードを使わずに撮影を続けると、すぐに容量がいっぱいになってしまいます。
まずは、SDカードがしっかりと挿入されているか、また正しい向きでセットされているか確認しましょう。
内蔵メモリーをフォーマットする手順
不要なデータを削除したい、または空き容量を確保したい場合は、フォーマット(初期化)を行います。以下はLUMIX TZ30での手順です。
- カメラの電源を入れます。
- [MENU/SET]ボタンを押します。
- メニューの中から[セットアップ(レンチマーク)]を選択します。
- 次に[フォーマット]を選びます。
- 「内蔵メモリーをフォーマットしますか?」と表示されたら、[はい]を選択。
- 完了するまで数秒待ちます。
フォーマットを実行すると、内蔵メモリー内のデータはすべて消去されます。大切な写真がある場合は、事前にSDカードやパソコンにコピーしておきましょう。
SDカードを使用する場合の注意点
内蔵メモリーよりもSDカードを利用したほうが、撮影枚数や動画時間を大幅に増やすことができます。以下のポイントも確認しておきましょう。
- SDカードを初めて使用する場合も、カメラでフォーマットしてから使う。
- パソコンなどで使っていたSDカードを再利用する場合も、LUMIXで再フォーマットする。
- SDカードが認識されない場合は、一度抜き差しして接点の汚れをチェック。
フォーマットはSDカードメニューから同じように操作できます。「フォーマット先」で『カード』を選択すればOKです。
内蔵メモリーを使うべき場面と避けるべき場面
内蔵メモリーはあくまで“非常用の記録領域”です。たとえば、旅行先でSDカードを忘れたときなどに一時的に使うのは便利ですが、動画撮影や連写には容量が足りません。日常的にはSDカードを使用し、こまめにデータをバックアップするのが安心です。
また、頻繁に「メモリー残量がありません」と出る場合は、SDカードの容量が不足しているか、フォーマットが古い可能性もあります。
まとめ
LUMIX TZ30で「内蔵メモリー残量がありません」と出た場合は、まずSDカードが正しく使えているか確認し、それでも解決しない場合は内蔵メモリーをフォーマットすることで改善できます。フォーマットはMENUから簡単に行えますが、データはすべて消えるため、必要な写真は必ずバックアップを取りましょう。快適に撮影を続けるためには、常にフォーマット済みのSDカードを準備しておくのがおすすめです。
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