リポバッテリーを使用している方々にとって、充電時の電圧設定は非常に重要です。特に、1S(1セル)や4S(4セル)といった異なるセル数のリポバッテリーの充電に関して、どのように5Vが関わっているのか疑問に思うことがあるでしょう。この記事では、リポバッテリーの充電電圧とその違いについて解説します。
リポバッテリーの充電方法と電圧
リポバッテリーは、セル数によってその電圧が異なります。セル数が増えるほど、バッテリーの総電圧も高くなります。ここで重要なのは、充電電圧がセル数に合わせて調整される点です。
1S(1セル)のリポバッテリーの場合、通常の充電電圧は約4.2Vです。これに対し、4S(4セル)のリポバッテリーでは、充電電圧は約16.8V(4.2V×4セル)になります。このように、リポバッテリーはセルごとに適切な電圧が必要です。
5V充電について
リポバッテリーの充電時に「5V」という電圧が関わる場合もありますが、これはリポバッテリー自体の充電電圧ではなく、一般的にUSBポートから供給される電圧です。例えば、USB充電器がリポバッテリー充電器に接続されるとき、5Vが入力電圧として使用され、内部で昇圧されて適切な充電電圧(例えば4.2Vなど)に変換されます。
そのため、1Sや4Sのリポバッテリーが充電される際、直接5Vを充電電圧として使うことはありません。リポバッテリーのセル数に応じた適切な電圧に変換するため、充電器が重要な役割を果たしています。
充電器の選び方と注意点
リポバッテリーを安全に充電するためには、セル数に対応した充電器を使用することが重要です。例えば、4Sリポバッテリーを充電する場合、4Sに対応した充電器を使用し、充電電圧が正しく設定されるように確認する必要があります。
また、リポバッテリーは過充電や過放電を避けるために、専用のバランサー機能が付いた充電器を選ぶことが推奨されます。これにより、各セルの電圧が均等に保たれ、バッテリーの寿命が延びます。
まとめ:リポバッテリーの充電における5Vの役割
リポバッテリーの充電時に「5V」という電圧は、充電器がUSBポートから受け取る入力電圧であり、実際のリポバッテリーの充電電圧(4.2Vなど)とは異なります。セル数に応じた適切な充電電圧を使用することが安全で効率的な充電に繋がります。
充電器を選ぶ際には、使用するリポバッテリーのセル数に対応したものを選び、適切な充電電圧とバランサー機能を備えた充電器を使うことが大切です。これにより、バッテリーを長期間安全に使用することができます。
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