鉄道撮影、特にトンネルや夜間撮影を行う際に、カメラレンズ選びは非常に重要です。ご質問のキヤノン EF70-200mm F2.8L IS III USMは、ゴーストやフレアが出にくいレンズとしても知られており、鉄道撮影に適した選択肢の一つです。この記事では、EF70-200mm F2.8L IS III USMの性能と、鉄道撮影における最適な使い方を解説します。
キヤノン EF70-200mm F2.8L IS III USMの特徴
このレンズは、キヤノンのLレンズシリーズの中でも高い性能を誇り、特にF2.8の明るさと手ブレ補正(IS)が特徴です。夜間や暗い場所での撮影においても、シャッタースピードを遅くしてもブレを抑えることができ、クリアな写真を得やすいです。また、絞りをF2.8に開けた状態でも、被写界深度が浅く、背景が美しくボケるため、被写体にピントを合わせる際に有利です。
さらに、EF70-200mm F2.8L IS III USMには、最新のコーティング技術が施されており、ゴーストやフレアを最小限に抑える効果があります。これは特に、強い光源が入ってきやすい夜間撮影や、トンネル内での撮影時に役立ちます。
ゴーストやフレアに強い理由
レンズ内部の光学設計やコーティングが改善されているため、このレンズは非常に低いゴーストやフレアを発生させます。特に、キヤノンのASC(Air Sphere Coating)やSWC(Subwavelength Structure Coating)技術は、反射を抑え、画面のディテールを明確に保つ効果があります。これにより、夜間や強い光源を含む撮影でも、画像のクオリティが損なわれにくいです。
トンネル内などの暗い環境で撮影する際、反射や色収差が少ないことは非常に重要です。このレンズのコーティングが、特にその点で優れていると言えます。
鉄道撮影でのEF70-200mm F2.8L IS III USMの活用法
鉄道撮影で特に重要なのは、動きの速い被写体を捉えるためのシャープな描写と安定した手ブレ補正です。EF70-200mm F2.8L IS III USMは、そのズーム範囲(70mm〜200mm)が鉄道撮影に非常に適しており、被写体を大きく捉えながらも遠くからでもピントを合わせやすいです。
夜間撮影やトンネル内での撮影においても、そのF2.8の明るさが威力を発揮し、ISO感度を低く保つことができます。手ブレ補正機能が加わることで、動きのあるシーンでもクリアな映像を捉えることができます。
まとめ
キヤノン EF70-200mm F2.8L IS III USMは、鉄道撮影において特に役立つレンズです。ゴーストやフレアを抑えつつ、夜間やトンネル撮影でも高い画質を維持できるため、鉄道撮影を行う方には非常におすすめのレンズと言えます。高性能な手ブレ補正と明るいF2.8の絞りを活かし、より魅力的な鉄道写真を撮影することができるでしょう。


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