Dell Inspiron 54シリーズのPCにて、SSDを交換後に「SMARTサポートされていません」というエラーメッセージが表示され、Windowsのクリーンインストールができない問題について、解決方法を詳しく解説します。
1. 「SMARTサポートされていません」とは
「SMARTサポートされていません」というメッセージは、SSDまたはHDDの自己診断機能(SMART機能)が正常に動作していないことを示しています。新しいSSDに交換した場合、この機能が正常に認識されないことがあります。
2. 対策1:BIOS設定を確認する
このエラーは、BIOS設定による問題が原因で発生することがあります。BIOSでの設定を確認しましょう。以下の手順で確認できます。
- PCを再起動し、BIOSセットアップ画面にアクセスします。通常、PC起動時にF2またはDelキーを押すことでBIOS画面に入ります。
- BIOS内で「SATA Configuration」や「SATA Mode」の設定を確認します。通常、ここが「AHCI」に設定されている必要があります。もし「IDE」になっている場合、「AHCI」に変更して保存し、再起動します。
- 変更を保存した後、PCを再起動し、問題が解決されるか確認します。
3. 対策2:新しいSSDの互換性を確認する
交換したSSDがDell Inspiron 54シリーズに対応しているか確認しましょう。互換性のないSSDを使用している場合、正しく認識されないことがあります。メーカーのサポートページで対応するSSDの一覧を確認し、必要に応じて別のSSDを試してみてください。
4. 対策3:Windowsのインストールメディアを再作成する
Windowsのインストールメディアに問題がある場合も、インストールが進まないことがあります。インストールメディアを再作成してみましょう。以下の手順で再作成できます。
- Microsoftの公式ウェブサイトから「メディア作成ツール」をダウンロードします。
- ツールを使ってUSBドライブにインストールメディアを作成します。
- 再度PCをUSBから起動し、Windowsをインストールします。
5. まとめ
「SMARTサポートされていません」のエラーは、BIOS設定やSSDの互換性の問題、またはインストールメディアに起因することが多いです。上記の対策を順番に試すことで、問題を解決できる可能性が高いです。これでも解決しない場合は、SSDの初期不良やPCのハードウェアに問題がある可能性も考えられますので、Dellサポートに連絡を取ることをお勧めします。


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