ZV-E10を使っている方が、将来的にソニーフルサイズミラーレスへ移行を考える際、レンズ選びに悩むことが多いでしょう。フルサイズに買い替えを見据えたレンズ購入は、資産を形成しながら将来的なアップグレードに備える方法の一つです。この記事では、その選び方と注意点について解説します。
フルサイズミラーレスへの移行を前提にしたレンズ選び
現在、ZV-E10を使用している方は、APS-Cセンサーを搭載しています。APS-Cセンサーでは、フルサイズのレンズを使用する場合、焦点距離が1.5倍にクロップされるため、最初は少し不便に感じるかもしれません。しかし、フルサイズカメラに移行する際に、そのレンズをそのまま使用できる点が大きなメリットです。
フルサイズのレンズを購入することで、将来的にフルサイズミラーレスに移行した際に、レンズ資産が無駄にならず、スムーズに移行できるようになります。そのため、焦点距離1.5倍にクロップされた状態でも使い勝手が良いレンズを選ぶと良いでしょう。
APS-Cセンサーとフルサイズセンサーの違い
APS-Cセンサーとフルサイズセンサーの主な違いは、画質と被写界深度、そしてレンズの焦点距離にあります。フルサイズセンサーは、より大きなセンサーサイズを持ち、光を多く取り込むため、暗所撮影や高画質を求めるシーンに有利です。
また、フルサイズのレンズをAPS-Cセンサーで使うと、焦点距離が1.5倍にクロップされるため、望遠的な撮影が可能になりますが、広角のシーンでは少し制約を感じることがあります。しかし、フルサイズに移行すれば、この制約はなくなり、広角から望遠まで幅広いシーンに対応できます。
フルサイズレンズ購入のメリットとデメリット
フルサイズレンズを今購入することの最大のメリットは、将来的にフルサイズミラーレスカメラに移行した際に、レンズをそのまま使える点です。これにより、新たにレンズを購入する必要がなく、コストを抑えることができます。
一方で、デメリットとしては、APS-Cセンサーで使用する場合、焦点距離が1.5倍にクロップされることです。そのため、広角撮影を好む方にとっては、思ったように画角が広がらず、少し不便に感じるかもしれません。とはいえ、後々フルサイズミラーレスに移行することを考えると、レンズ購入を先に進めておくのは賢い選択と言えます。
おすすめのフルサイズレンズ選び
フルサイズに移行予定であれば、今のうちから焦点距離が広めのレンズを選んでおくと良いでしょう。例えば、広角や標準ズームレンズは、APS-Cセンサーでも活用でき、フルサイズミラーレスに移行後にも十分に活躍します。
具体的には、Sony FE 24-70mm f/2.8 GMやSony FE 50mm f/1.8などが、おすすめのフルサイズレンズです。これらはフルサイズミラーレスに対応し、APS-Cセンサーでもクロップされた焦点距離で有効活用できます。
まとめ
ZV-E10を使用している方がフルサイズミラーレスに移行を考えている場合、フルサイズ対応のレンズを先に購入しておくことは、将来的に無駄なくレンズ資産を増やす方法です。焦点距離のクロップが気になる場合でも、広角や標準ズームのレンズを選べば、どちらのセンサーサイズでも役立ちます。フルサイズに移行する際に備えて、今のうちからレンズを購入することは、賢い投資と言えるでしょう。


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