ASUS H470-Plusマザーボードを使用している際に、WindowsがBIOS画面に入ってしまい、手動でブートを行わないと起動しないという問題に直面している方へ。この記事では、この「POSTエラー」に関する原因と解決策を詳しく解説します。
「POSTエラー」の原因と症状
質問者の状況では、電源ボタンを押すとASUSのロゴが表示され、その後Windowsの起動ができずに「The system has POSTed in safe mode」というメッセージが表示されます。これは、システムの安定性に問題がある場合や、設定を変更した結果として発生することが一般的です。
解決策1: BIOS設定の確認
まず最初に試すべきは、BIOS設定の見直しです。特に、UEFI（Unified Extensible Firmware Interface）設定が正しくない場合に、このような問題が発生することがあります。
- UEFI設定のリセット: BIOSに入った後、「Load Optimized Defaults」または「Restore Defaults」オプションを選んで、設定をリセットしてみてください。
- Fast Bootの無効化: Fast Bootが有効になっていると、特定の設定が適用されない場合があります。このオプションを無効にすることで、正常に起動できることがあります。
- Secure Bootの確認: Secure Bootが有効になっている場合、起動に制限がかかることがあります。これを無効にすることで、起動が安定する可能性があります。
解決策2: ストレージの接続設定確認
BIOSが正常に認識していないストレージデバイスが原因で、POST（Power-On Self Test）失敗が発生することもあります。特に、SATAポートやM.2ポートの接続設定を確認してください。
- SATAポートの接続確認: すべての接続が確実であることを確認してください。特に、OSがインストールされているドライブが正しく接続されているか確認します。
- M.2ポートの設定: M.2ポートに接続されているデバイスに問題がないか確認し、必要であれば接続を外して再接続します。
解決策3: メモリやハードウェアのチェック
POSTエラーが発生する原因として、メモリやその他のハードウェアに問題がある場合もあります。メモリの不具合が影響している場合は、以下を確認します。
- メモリの再取り付け: メモリモジュールがしっかりとスロットに取り付けられているかを確認します。取り付け直すことで問題が解決することがあります。
- ハードウェアの不具合確認: 他のハードウェア（GPUやストレージなど）が原因でPOSTエラーが発生している場合があります。最小構成で起動して、問題のあるデバイスを特定します。
解決策4: BIOSのアップデート
BIOSのバージョンが古い場合、システムの安定性に影響を与えることがあります。最新のBIOSにアップデートすることで、さまざまな不具合が解決することがあります。
- BIOSのバージョン確認: ASUSの公式ウェブサイトで、使用しているマザーボードの最新BIOSバージョンを確認します。
- BIOSアップデート手順: マザーボードのマニュアルを参照し、BIOSを最新バージョンに更新します。
まとめ
ASUS H470-Plusマザーボードで「POSTエラー」が発生する場合、まずはBIOS設定をリセットし、Fast BootやSecure Bootの設定を確認することが重要です。また、ストレージの接続設定やメモリの状態を確認し、最新のBIOSバージョンにアップデートすることで、問題が解決する可能性が高いです。これらの方法を試して、安定したシステム起動を実現しましょう。
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