アンプとスピーカーのインピーダンスについて|Accuphase E-380とJBL L82 Classic、Sonus Faber Lumina IIIの組み合わせ

オーディオ

オーディオのセットアップにおいて、アンプとスピーカーのインピーダンスは重要な要素です。質問者が述べたように、Accuphase E-380とJBL L82 Classic、Sonus Faber Lumina IIIの組み合わせでは、理論的にインピーダンスが合わないように思えます。この記事では、インピーダンスについての誤解を解き、この組み合わせがどのように成立しているのかを解説します。

インピーダンスの基本

インピーダンスとは、電気回路で電流の流れを妨げる要素で、オーディオ機器のアンプとスピーカーの間で重要な役割を果たします。一般的に、スピーカーはインピーダンスが4Ωや8Ωなどの値を持っており、アンプはこれに合ったインピーダンス範囲を持つ必要があります。

インピーダンスが合っていない場合、アンプに負荷がかかり、過剰に熱を持ったり、性能が発揮できないことがあります。特に、インピーダンスが低すぎるとアンプに過剰な負荷をかける可能性があります。

Accuphase E-380とJBL L82 Classic、Sonus Faber Lumina IIIの組み合わせ

質問で取り上げられたAccuphase E-380のインピーダンス範囲は8Ω〜16Ωです。JBL L82 ClassicやSonus Faber Lumina IIIのインピーダンスはそれぞれ8Ωと4Ωです。この組み合わせでA+B接続した場合、理論的にインピーダンスは2.6Ωとなり、E-380の適正範囲を下回ります。

しかし、実際にはインピーダンスの低いスピーカーを複数接続しても問題が発生しない場合があります。これは、アンプとスピーカーの設計において、特に高品質な機器では、ある程度の誤差や調整が許容されているためです。

特別な措置があるのか?

ステレオサウンドの小野寺氏監修のセットアップでは、通常の理論的計算に基づいたインピーダンスの組み合わせに加え、アンプとスピーカーが適切に調整されている可能性があります。高品質なアンプは、インピーダンスの不一致を補正するための設計が施されていることが多く、E-380のような高級アンプでは、広い範囲のインピーダンスを扱う能力があるため、このような組み合わせが実現可能です。

また、アクセサリーやスピーカーケーブル、場合によってはインピーダンス変換器などが使用されている場合もあります。このようなアイテムを使うことで、インピーダンスの調整が行われている可能性も考えられます。

まとめ

Accuphase E-380とJBL L82 Classic、Sonus Faber Lumina IIIの組み合わせにおいて、インピーダンスが理論的に一致しないことはありますが、高品質な機器ではこのような違いを補正する機能が備わっている場合が多いです。特にE-380のようなアンプは、柔軟なインピーダンス範囲に対応しており、音質においても高いパフォーマンスを発揮します。インピーダンスについての理解を深め、実際の機器がどのように調整されているかを把握することが、オーディオセットアップにおいて非常に重要です。

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