65W充電アダプタの出力をテスターで正確に測定する方法｜iPhoneやタブレットでの最大出力確認ガイド

65Wの充電アダプタを購入し、iPhoneやタブレットで最大27Wの出力を確認したものの、アダプタの性能に不安がある場合、出力を正確に測定する方法があります。この記事では、テスターを使用して65Wアダプタの出力を確認する手順と注意点をご紹介します。

65W充電アダプタの出力をテスターで測定する方法

テスターを使用して充電アダプタの出力を測定するには、以下の手順を実行します。

テスターの設定
テスターのファンクションスイッチを「直流電圧（DCV）」に設定します。通常、直流電圧のマークは横線の上に点がある記号です。
テストリードの接続
テストリードの赤色の端子をアダプタのUSB Type-Cポートの+（プラス）端子に、黒色の端子を−（マイナス）端子に接続します。
電圧の測定
テストリードを接続した状態で、充電アダプタを電源に接続し、iPhoneやタブレットを充電します。テスターの表示画面に出力電圧が表示されます。例えば、5V、9V、15V、20Vなど、出力電圧が切り替わる場合があります。
電流の測定
電流を測定するには、テストリードを直列に接続する必要があります。赤色のテストリードをアダプタのUSB Type-Cポートの+端子に、黒色のテストリードをiPhoneやタブレットの充電端子に接続します。この状態で、テスターの表示画面に出力電流が表示されます。
出力ワット数の計算
出力ワット数（W）は、電圧（V）と電流（A）を掛け算することで求められます。例えば、出力電圧が9V、出力電流が2Aの場合、出力ワット数は9V × 2A = 18Wとなります。

テストリードの接続順序
テストリードは必ず電源を切った状態で接続してください。電源を入れた状態で接続すると、ショートや機器の故障の原因となります。
テスターの定格確認
使用するテスターの定格電圧と電流が、測定対象のアダプタの出力範囲内であることを確認してください。定格を超えると、テスターが故障する可能性があります。
安全対策
測定中は感電の危険があるため、手袋を着用するなどの安全対策を講じてください。