PENTAXのカメラを使った人物撮影で、特に全身を収めるシーンに最適な単焦点レンズを選ぶ際、いくつかの選択肢があります。特に、PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited と PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited は人気の高いレンズです。それぞれの特徴と、どちらが全身撮影に向いているかを解説します。
1. PENTAX-DA 40mmF2.8 Limitedの特徴
まず、PENTAX-DA 40mmF2.8 Limitedは、軽量でコンパクトなレンズです。焦点距離40mmということで、フルフレーム換算で約60mm相当の画角になります。このレンズは、風景やポートレート撮影に最適で、特に室内での撮影に強みを発揮します。
開放F値がF2.8とやや暗めですが、人物撮影においては柔らかなボケ味を得ることができます。しかし、全身の人物撮影には、少し圧縮効果が弱く感じることがあります。あくまで中距離の撮影には理想的な選択となります。
2. PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedの特徴
PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedは、名前の通りマクロ撮影にも対応したレンズです。35mmの焦点距離は、フルフレーム換算で約52.5mm相当となり、人物撮影において自然な画角を提供します。特に、このレンズはマクロ機能が搭載されているため、近距離のディテールも美しく捉えることができます。
開放F値はF2.8であり、光量が少ないシーンでも対応できるため、暗い場所でも使いやすいです。また、マクロレンズは寄らない撮影にも使えるため、全身の人物撮影にも適しています。もちろん、風景や商品撮影にも優れたパフォーマンスを発揮します。
3. マクロレンズの使い方と人物撮影
マクロレンズは、近距離での撮影を得意としますが、距離を取って人物を撮影することも可能です。特に35mmの焦点距離は、人物の全身を自然に収めることができる画角を提供します。
また、人物の顔をクローズアップして撮ることもでき、マクロ機能を生かしたディテール撮影にも向いています。これにより、背景をぼかすことができ、被写体を際立たせることができます。
4. どちらを選ぶべきか?
両者のレンズにはそれぞれ特徴がありますが、全身の人物撮影を意識するのであれば、PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedがより使いやすいでしょう。このレンズは、マクロ機能を生かして、寄らないシーンでも使えるため、人物の全身撮影には最適です。
一方、PENTAX-DA 40mmF2.8 Limitedは、少しだけ長い焦点距離を持ち、特に狭い場所や日常的な撮影に向いていますが、全身人物を撮るには少し画角が狭く感じるかもしれません。
5. まとめ:どちらがベストか?
全身の人物撮影を目的に選ぶのであれば、PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedが一歩リードしていると言えるでしょう。マクロ機能により、遠距離の撮影にも対応しつつ、近距離でも非常に優れたディテールが得られます。
ただし、よりポータブルで軽量なレンズを求める場合や、室内撮影での使い勝手を重視するのであれば、PENTAX-DA 40mmF2.8 Limitedも良い選択肢となります。最終的には使用シーンに合わせて、選ぶべきレンズが決まるでしょう。


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