Affinity Designer 2を使い始めたばかりで、ペンツールを使用して自分のイラストをトレースする際に、線を変形させると半円になってしまい、中がグレーに塗りつぶされてしまう問題に直面している方も多いかと思います。この記事では、その原因と解決方法について解説します。
Affinity Designer 2でベクタートレース時に起こる問題
Affinity Designer 2でペンツールを使用してベクタートレースを行う際、線を変形させると半円状になり、塗りつぶしが発生してしまうことがあります。この現象は、設定ミスやツールの使い方に関係している場合があります。
特に、ペンツールでトレースした後、変形ツールで直線や曲線を操作する際に、何らかの設定が影響している可能性があります。
問題の原因:塗りつぶし設定
この問題の主な原因は、塗りつぶしの設定が「塗り」と「線」の両方に適用されていることにあります。Affinity Designer 2では、ペンツールで描いたベクターオブジェクトに対して、デフォルトで塗りが適用されることがあります。
線を変形させると、塗りが適用された部分が再計算され、半円に塗りつぶされることがあります。これを防ぐためには、塗りの設定を確認し、必要に応じて「塗り」を削除する必要があります。
解決策:塗りと線の設定を分ける
問題を解決するためには、まず「塗り」と「線」を明確に分けて設定することが重要です。
- トレースしたパスを選択します。
- 右側の「色」パネルで、塗りの色が設定されていないことを確認します。もし塗りが適用されていれば、塗りを削除します。
- 「線」パネルで線の設定を行います。ここで線の太さや色を調整できます。
- これで、変形しても線だけが残り、塗りつぶしが発生することはありません。
ペンツールの使い方を確認する
ペンツールを使ってトレースする際に、線を描いた後に変形する場合、その変形の前に「塗り」が適用されていないか確認することが重要です。もし塗りが誤って適用されている場合、先ほどの手順で設定を確認し、必要な部分だけを修正しましょう。
また、ペンツールを使って新しいパスを描く際には、塗りと線の設定が正しくされていることを確認してから作業を始めると、後々のトラブルを避けることができます。
まとめ
Affinity Designer 2でベクタートレースを行う際に、ペンツールで描いた線が変形するときに半円になり、塗りつぶしが発生する問題は、塗りの設定が原因であることが多いです。この問題を解決するためには、塗りと線を分けて設定し、必要に応じて塗りを削除することが重要です。ペンツールを使用する際に設定を確認することで、スムーズな作業が可能になります。


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