APS-C機向け自撮り・VLOG撮影に最適なレンズ選び:E 11mm F1.8 vs E 15mm F1.4 G

デジタル一眼レフ

自撮りやVLOG撮影、さらにポートレートにも活用できるレンズ選びは、撮影スタイルに大きく影響を与えます。特にSony ZV-E10などのAPS-C機を使用している場合、画角やレンズの明るさ、さらには動画撮影時のクロップ(トリミング)を考慮することが大切です。今回は、SonyのE 11mm F1.8とE 15mm F1.4 Gの2つのレンズについて、それぞれの特徴と選び方を解説します。

1. E 11mm F1.8の特徴と利点

Sony E 11mm F1.8は、広角で明るい単焦点レンズです。画角が広く、特に自撮りやVLOG撮影において、人物がフレームに収まりやすく、背景も広く映し出すことができます。このレンズは、動画撮影時に広い範囲を捉えることができるため、動きが多いシーンや背景の変化がある撮影に適しています。

F1.8の大きな開口部により、低照度環境でも明るい映像を撮影することができ、夜間の撮影や室内でも高品質な映像が期待できます。動画撮影中にカメラを近づける場合でも、画角が広いため、より自然に映像が収まります。

2. E 15mm F1.4 Gの特徴と利点

次に、Sony E 15mm F1.4 Gレンズは、より高品質な映像を求めるユーザーに最適です。このレンズは、F1.4という非常に明るい開放値を持ち、背景のぼけ(ボケ味)を美しく表現することができます。ポートレート撮影にも適しており、人物の表情を鮮明に捉えつつ、背景を美しくぼかすことができます。

画角は11mmに比べて狭いですが、15mmでも十分な広角を提供し、VLOG撮影や風景撮影においても使いやすいです。さらに、F1.4の開口部により、暗い環境でも十分な明るさを確保できるため、屋内や夜間撮影にも強いです。

3. 自撮り・VLOG撮影における選択肢

自撮りやVLOG撮影を主な目的にしている場合、E 11mm F1.8の広角の方が圧倒的に有利です。特に、カメラを顔の近くに持っていくことが多い自撮りでは、11mmの画角が人物と背景を自然に収めることができ、視覚的にバランスの取れた映像になります。

15mmも広角ですが、11mmに比べて若干狭く感じるかもしれません。画角が狭いと、撮影中に背景が省略され、臨場感が少し損なわれる可能性があります。しかし、15mmはその分圧縮効果があり、ポートレートや風景写真ではよりシャープで高精細な結果が得られます。

4. 動画撮影時のクロップ(トリミング)における考慮点

ZV-E10を使用している場合、動画撮影中にクロップがかかることがあります。このクロップは、フルHDや4Kで撮影した際に画角が狭くなる現象で、広角レンズを使用していないと、撮影対象がフレームから外れてしまうことがあります。特に、11mmのレンズを使えば、クロップ時でも十分な画角を保つことができ、撮影の自由度が増します。

そのため、動画撮影時にクロップを考慮すると、E 11mm F1.8は特に便利で、広角レンズを選ぶことで、意図した映像をより柔軟に撮影することが可能です。

5. 結論:どちらのレンズを選ぶべきか

自撮りやVLOG撮影が主な用途であり、広い画角を重視するのであれば、E 11mm F1.8が最適です。広角でありながらコンパクトで軽量なため、旅行や外出先での使用に便利です。

一方で、ポートレートや風景撮影を重視し、背景ぼけや高画質を求める場合は、E 15mm F1.4 Gが優れた選択肢です。F1.4の大きな開口部により、美しいボケ味が得られ、暗い環境でも明るい撮影が可能になります。

最終的には、撮影目的や撮影スタイルに応じて、どちらのレンズが最適かを選ぶと良いでしょう。動画撮影を主に行う場合は、広角のE 11mm F1.8を選ぶことをおすすめします。

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