オーディオテクニカ AT-120ZEとAT-120Eの違いとは？

オーディオテクニカのAT-120ZEとAT-120Eは似たような製品名ですが、実際にはいくつかの違いがあります。特に、針（カートリッジ）の部分で異なる特徴があるため、購入時にどちらを選ぶべきかを迷っている方も多いでしょう。この記事では、AT-120ZEとAT-120Eの違いについて詳しく解説します。

AT-120ZEとAT-120Eの違いは針だけ？

質問の通り、AT-120ZEとAT-120Eは非常に似ている製品ですが、主な違いは針（カートリッジ）の部分にあります。AT-120ZEは、AT-120Eのカートリッジに比べて、より高級な針を搭載している点が特徴です。AT-120Eはエントリーモデルであり、AT-120ZEはその上位モデルとして位置づけられています。

AT-120ZEの特徴

AT-120ZEは、精度が高いアルミ合金のシェルと、軽量でありながら丈夫な設計が特徴です。針は「エリプティカル針」で、音質においてより滑らかで詳細な再生を提供します。これにより、より深みのある音楽体験を楽しむことができます。

また、AT-120ZEは、AT-120Eと比較してより広い周波数特性を持ち、音のバランスが非常に良いと評されています。音楽の細部まで再現することが可能で、レコードの音質を最大限に引き出します。

AT-120Eの特徴

一方で、AT-120EはAT-120ZEに比べてコストパフォーマンスに優れたモデルです。AT-120Eは「丸針」を使用しており、音質はAT-120ZEと比べると若干落ちますが、それでも非常にクリアでシャープな音を提供します。

AT-120Eは、初めてカートリッジを購入する方にとって、十分に満足できる音質と性能を提供しますが、音楽の細部までの再現力においてはAT-120ZEに軍配が上がります。

AT-120ZEとAT-120Eの選び方

AT-120ZEとAT-120Eの選択は、音質にこだわりがあるかどうかによって決まります。音楽の再現力を最優先に考えるなら、AT-120ZEが最適です。しかし、価格を抑えつつ十分な音質を求める場合は、AT-120Eでも十分満足できるでしょう。

まとめ

AT-120ZEとAT-120Eは、どちらもオーディオテクニカの優れたカートリッジシリーズに属していますが、針（カートリッジ）の違いにより音質に差があります。音質を重視するならAT-120ZE、コストパフォーマンスを重視するならAT-120Eが選ばれるでしょう。自分の使用用途や予算に合わせて選ぶことが大切です。