カメラのレンズに使うフィルターについて悩んでいる方へ、レンズ径が異なる場合の対応策や、PLフィルター、ソフトフィルターの使い分けについて解説します。特に、ニコンのZ50mm F1.2とZ24-120mmでのフィルター選びに関するアドバイスを提供します。
レンズ径の違いとフィルター選び
レンズのフィルター径は、レンズごとに異なります。例えば、ニコンのZ24-120mmは77mmのレンズ径、Z50mm F1.2は82mmと、フィルター径が異なるため、フィルターを共通で使い回すことはできません。この場合、別途82mmのフィルターを購入するか、ステップアップリングを使って77mmのフィルターを82mmに対応させる方法もあります。
PLフィルターの使いどころ
PLフィルター(偏光フィルター)は、風景撮影やガラス越しの撮影などで有効ですが、特に明るく高解像なレンズ(Z50mm F1.2など)で使用すると、コントラストが強化され、色が鮮やかに表現されます。ただし、PLフィルターは開放絞り(F1.2)での使用時に影響を受けやすいため、フィルターを付ける際は露出やシャッタースピードに注意が必要です。
ソフトフィルターを使うべきか
Z50mm F1.2はその明るさと解像度の高さが魅力です。ソフトフィルターを使うことで、背景をぼかしたり、柔らかい印象を与えることができますが、元々高解像度のレンズにはあまり向かない場合があります。ソフトフィルターを使うかどうかは、求める撮影結果によりますが、通常はPLフィルターやNDフィルターを優先することが多いです。
F1.2の開放での撮影と露出
F1.2のレンズは非常に明るいため、日中の明るい環境ではオーバー露出(明るすぎる)になることがあります。この場合、NDフィルター(ニュートラルデンシティフィルター)を使うことで、光を抑え、適切な露出で撮影することができます。PLフィルターでも若干の光の減少がありますが、NDフィルターを使うことでより正確な露出が可能です。
PLフィルターは必須か
PLフィルターは必須ではありませんが、特に風景や屋外撮影、光の反射を抑えたいシーンでの使用が効果的です。室内やポートレート撮影などでは、あまり必要ない場合もあります。撮影するシーンや求める効果に応じて、フィルターを使い分けるのが理想的です。
まとめ
レンズ径の違いによって、フィルターの選択肢が変わります。Z50mm F1.2には82mmのPLフィルターが必要ですが、ステップアップリングで77mmのフィルターを使う方法もあります。PLフィルターは風景撮影や反射を抑えたい場合に効果的ですが、ソフトフィルターやNDフィルターもシーンに応じて使い分けると良いでしょう。


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