APS-Cサイズのカメラにシグマの150-600mmレンズを取り付けると、焦点距離がどのように変わるのか気になる方が多いでしょう。この記事では、APS-Cセンサーを使用した場合の焦点距離の換算について解説します。
APS-Cセンサーのクロップファクターとは?
APS-Cサイズのセンサーには、フルフレームセンサーと比較して「クロップファクター(焦点距離換算)」があります。一般的に、APS-Cセンサーのクロップファクターは約1.6倍(Canonの場合)です。
クロップファクターが適用される理由は、APS-Cセンサーがフルフレームよりも小さいため、撮影する画像が相対的に「拡大」されるからです。このため、使用するレンズの焦点距離に対して実際に得られる視野角が狭くなります。
シグマ150-600mmの焦点距離換算
シグマの150-600mmレンズをAPS-Cカメラに取り付けた場合、焦点距離はクロップファクターによって変更されます。例えば、CanonのAPS-Cカメラの場合、クロップファクターは1.6倍です。
したがって、150mmの焦点距離は実際には150mm x 1.6 = 240mmに相当し、600mmの焦点距離は600mm x 1.6 = 960mmとなります。
焦点距離換算を活用した撮影方法
焦点距離の換算を理解しておくことで、撮影の際に必要なズーム量を事前に予測することができます。たとえば、シグマ150-600mmレンズを使えば、APS-Cカメラでも960mmという超望遠撮影が可能になります。
花鳥風月や遠距離の動物撮影、スポーツ写真など、距離がある被写体を撮影する際に便利です。また、特にスポーツや野生動物の撮影では、被写体に寄りながらも安定した撮影が可能になります。
まとめ
APS-Cセンサーのカメラにシグマ150-600mmレンズを取り付けると、焦点距離はクロップファクターによって約1.6倍になります。そのため、150mmは240mm、600mmは960mmに換算され、超望遠撮影が可能です。
このように、APS-Cカメラでも望遠レンズの利点を最大限に活用することができます。焦点距離換算を理解し、目的に合わせてレンズを活用しましょう。


コメント