イルミネーションを美しく撮影する際、手前の部分を玉ボケさせ、遠くをくっきりと写す撮影設定を知りたい方は多いでしょう。この記事では、EOS R5 Mark IIと24-105mm F4レンズを使用した場合のシャッタースピードや絞り値など、具体的な設定方法を解説します。
1. 玉ボケとは?
玉ボケは、背景の光源が円形や丸い形になって見える現象です。イルミネーションのような小さな光源が玉ボケになり、幻想的な雰囲気を作り出します。この効果を得るためには、適切な絞り値や焦点距離、背景との距離感が重要です。
2. イルミネーション撮影に最適な絞り値とシャッタースピード
まず、手前を玉ボケさせるためには、絞りを広く(低いF値)設定することが大切です。絞り値は通常F2.8~F4程度が適切です。これにより、手前がぼけ、遠くのイルミネーションがくっきりと写ります。F4のレンズを使用しているので、最も開放であるF4が理想的です。
シャッタースピードは、イルミネーションの明るさに応じて調整します。夜の撮影では、1/60秒~1/125秒が目安となりますが、手ブレを避けるために三脚を使うことをお勧めします。シャッターが遅すぎると、画像がブレてしまうので、状況に応じて最適なシャッタースピードを選びましょう。
3. フォーカスと距離感の調整
手前の玉ボケと遠くのイルミネーションを両立させるためには、被写界深度も調整が必要です。焦点距離が長くなるほど、ボケが強調されますので、24mmで撮影すると、背景のイルミネーションがぼけずにくっきりと写りやすくなります。また、手前の被写体に焦点を合わせ、背景が自然にボケるようにします。
4. 明るさと露出の調整
イルミネーションの撮影では、露出の調整が重要です。イルミネーションが明るすぎるとハイライトが飛んでしまうので、適切な露出補正を行い、イルミネーションが過度に明るくならないように注意します。ISO感度を100~400に設定することで、ノイズを抑えつつ、適切な露出を得ることができます。
5. まとめ
EOS R5 Mark IIと24-105mm F4レンズを使用したイルミネーション撮影で、手前を玉ボケさせ、遠くをくっきり写すには、F値をF4に設定し、シャッタースピードを1/60秒~1/125秒に調整するのが最適です。焦点距離を24mmに設定し、適切な距離感と露出補正を行うことで、美しいイルミネーションの写真を撮影できます。


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