ルーターを新しい NEC Aterm 7200D8BE に買い替えたあと、 Canon PIXUS MG7530 が「無線LANのセットアップに失敗しました」「アクセスへの接続に失敗しました」というエラーでネットワークに接続できなくなることがあります。この記事では、その原因と具体的な解決手順をわかりやすく解説します。
ルーター・プリンター双方の事前チェックポイント
まずは、プリンターの無線LAN接続に必要な基本条件を確認しましょう。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
・プリンター側：IEEE 802.11b/g/n 対応のアクセスポイント（ルーター）が既に設定済みであること。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
・PCからインターネット閲覧ができており、プリンターと同じネットワークにアクセスできていること。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
次に、ルーター・プリンター間の無線LAN設定方式を確認します。MG7530では「らくらく無線スタート」「手動設定」「WPS」の3種類が選べます。:contentReference[oaicite:5]{index=5}
「らくらく無線スタート」で失敗する典型的な原因
NEC製ルーターの場合、本来「らくらく無線スタート」での接続がスムーズにできる設計です。:contentReference[oaicite:6]{index=6}
しかし、「無線LANのセットアップに失敗しました」と出る場合は次のような原因が考えられます。
- ルーターのセキュリティ方式が「152 bit WEP」「無効」など、プリンターが対応していない方式になっている。:contentReference[oaicite:7]{index=7}
- らくらく無線スタートボタンを押すタイミングが合っておらず、プリンター側とルーター側の接続交渉が失敗している。
- ルーターのSSIDが隠蔽（ステルス）設定されていたり、複数SSID環境でプリンターが誤ったSSIDを選択してしまった。
対処としては、ルーターの管理画面で「WPA2‑PSK(AES)」など一般的な方式に切り替える、SSIDをひとつに絞る、ボタン長押しのタイミングを再確認するなどが有効です。
手動設定で「アクセスへの接続に失敗しました」と表示される時の対応
らくらく方式が上手くいかない場合は、手動でSSID・パスワードを入力する方法があります。:contentReference[oaicite:8]{index=8}
この際、以下のポイントに注意してください。
- プリンター画面で【無線LAN設定】→【無線LANセットアップ】→【手動設定】を選択。
- ルーターのSSID一覧から“自分が使いたいSSID（2.4 GHz帯）”を選び、パスフレーズを正確に入力（大文字／小文字区別）。
- 複数SSID・隠れSSID・ゲストSSIDがある場合、プリンターが本来のSSIDではなく“別SSID”を誤検出している可能性があるので、ルーター側に不要なSSIDを一時的に停止して試すのも有効です。:contentReference[oaicite:9]{index=9}
PCでプリンターがネットワークに見えない時の原因とチェック項目
プリンタードライバーを再インストールしてもPCから「ネットワーク上のプリンタが見つかりません」と出ることがあります。その場合、以下をチェックします。
- プリンターとPCが同一ネットワーク（同一 SSID・同一 サブネット）に接続されているか。
- ルーターの「ネットワーク分離機能（AP隔離）」や「ゲストネットワーク」が有効になっておらず、同一ネットワーク内の機器同士通信ができる設定になっているか。:contentReference[oaicite:10]{index=10}
- PCのファイアウォールまたはプリンタードライバーのインストール時にネットワークプリンター検索をブロックしていないか。
まとめ
まとめると、Canon PIXUS MG7530を新しいNEC Aterm 7200D8BEで無線LAN接続する際は、まず“ルーターのセキュリティ方式・SSID構成・ボタン設定”を確認し、「らくらく無線スタート」が上手くいかない場合は“手動設定”に切り替えてSSIDとパスフレーズを丁寧に設定しましょう。そのうえで、PCがプリンターを検出できない場合は同一ネットワーク内接続とネットワーク分離機能の有無をチェックすると、解決への近道になります。
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