中古で購入したWindows 11パソコンを使い始めて、容量が思ったより少なくて不安になる方は多いです。特にストレージ容量が200GB前後のモデルでは、購入時点で半分以上が埋まっていることも珍しくありません。この記事では、パソコンの容量が少ないときに知っておくべきポイントや、実際にできる対処法をわかりやすく解説します。
Windows 11の初期状態で容量が減っている理由
購入時点で容量がすでに半分近く使用されているのは異常ではありません。Windows 11のシステム自体が約30〜50GBを占有し、さらにメーカー独自のソフトや回復用パーティション(リカバリーデータ)が保存されているためです。
特に中古パソコンでは、前のユーザーが使用していた設定や不要なアプリが残っている場合もあるため、初期化されていても多少の容量差が生じます。
今の容量で問題ない使い方とは?
容量が200GB前後であっても、用途が「メール・Word・Excel中心」であれば大きな問題はありません。オフィス系のファイルは容量が非常に軽く、1GBで数百〜数千の文書を保存できます。
ただし、Windowsの更新や一時ファイル、写真や動画などを保存していくうちに徐々にストレージが圧迫されます。そのため、定期的に不要データを削除する習慣をつけることが大切です。
容量を増やす前に試したい3つの対処法
ストレージが少なくても、簡単な設定で空き容量を増やすことができます。ここでは初心者でもできる方法を紹介します。
- ① ストレージセンサーを使う
「設定」→「システム」→「記憶域」→「ストレージセンサー」をオンにすると、自動的に一時ファイルや不要データを削除してくれます。 - ② 不要なアプリの削除
「設定」→「アプリ」→「インストール済みアプリ」から、自分でインストールしていない不要なアプリを削除します。特に「試用版」や「ゲーム関連アプリ」は容量を大きく消費する場合があります。 - ③ ディスククリーンアップを使う
検索バーに「ディスククリーンアップ」と入力し、不要なシステムファイルを削除します。特に「Windows Updateの一時ファイル」を削除すると数GBの空きが生まれることがあります。
容量を増やすならSSD換装や外部ストレージも検討
もし今後写真や動画を保存する予定がある場合は、容量を増やすことも考えましょう。パソコンによっては、内部ストレージ(SSD)をより大容量のものに交換できます。中古PCでも換装可能なモデルが多く、ショップで依頼すれば1万円前後で交換可能な場合もあります。
また、外付けSSDやUSBメモリを使えば、データを簡単に移動できます。最近はUSB接続でも読み書きが高速なタイプが多いため、手軽に容量不足を解消できます。
不要なプログラムを見極めるコツ
「何を消して良いかわからない」という場合は、まずMicrosoft製以外のアプリに注目しましょう。特に次のようなものは削除しても問題ありません。
- メーカー製の広告アプリ(例:ゲームランチャー、体験版)
- 古いセキュリティソフト(Windows 11標準のDefenderで十分)
- 動画編集や3Dアプリなど、使っていない重いソフト
ただし、システムに関係するプログラムは誤って削除すると不具合を起こすことがあるため、迷った場合はアプリ名を検索してから削除するのがおすすめです。
まとめ
219GBのストレージで121GB使用中という状態は、Windows 11ではよくあることです。メールやOffice中心の使い方であれば現状でも十分ですが、将来的な余裕を持たせるなら不要アプリの削除や外部ストレージの活用を検討しましょう。定期的なメンテナンスを行えば、中古PCでも快適に長く使い続けることができます。


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