ポートレート撮影におすすめの35mmレンズ比較:シグマ vs 純正EF35mm

デジタル一眼レフ

ポートレート撮影の際に、35mmレンズを選ぶ際のポイントを解説します。APS-Cセンサーを搭載したCanon EOS 80Dで使用する場合、35mmの焦点距離は換算56mm相当となり、スタジオでの使用において非常に便利な焦点距離となります。

35mmレンズを選ぶ際の重要な要素

35mmレンズを選ぶ時に考慮すべき点は以下の通りです。

  • 開放絞り値(F値):低いF値のレンズは背景ボケ(ボケ味)がきれいで、ポートレートに最適です。
  • 焦点距離:35mmは、スタジオでの使用でも十分な広角を提供しつつ、人物に対して圧迫感を与えないバランスが取れています。
  • 画質:シャープな描写や色の再現性も大事なポイントです。
  • オートフォーカスの精度:人物撮影においては、動きのあるシーンでも素早くピントが合うことが求められます。

シグマ 35mm F1.4 DG HSM と 純正 EF35mm F2.0 IS USM の比較

次に、シグマと純正の35mmレンズを比較し、それぞれの特徴を見ていきましょう。

シグマ 35mm F1.4 DG HSM

シグマの35mm F1.4は、非常に明るく、ポートレート撮影において美しい背景ボケを得られるレンズです。開放F値がF1.4ということで、暗い場所でも優れたパフォーマンスを発揮します。オートフォーカスは比較的高速で、静音性も高いですが、少し大きめで重さがあるため、長時間の手持ち撮影には向いていないかもしれません。

純正 EF35mm F2.0 IS USM

純正のEF35mm F2.0は、F1.4よりも少し暗めですが、手ブレ補正機能が搭載されており、低照度でも安定した撮影が可能です。さらに、軽量でコンパクトなため、持ち運びが容易です。ボケの質はシグマに比べるとやや劣るものの、十分に魅力的な描写を提供します。もし軽さと手ブレ補正を重視するなら、純正レンズは非常に使いやすい選択肢です。

どちらのレンズを選ぶべきか?

ポートレート撮影を中心に、スタジオでの使用を考えた場合、以下のポイントを考慮することをおすすめします。

  • 背景ボケ重視:背景のボケが美しいシグマ35mm F1.4が適しています。
  • 携帯性と安定性重視:軽量で手ブレ補正がついている純正EF35mm F2.0が便利です。
  • 予算や使い勝手:予算が限られている場合や、より扱いやすいレンズを求めるなら、純正EF35mm F2.0が良い選択肢になります。

まとめ

シグマ35mm F1.4と純正EF35mm F2.0は、それぞれに異なる特徴があります。ポートレート撮影において、ボケ味や画質を重視するならシグマ、携帯性や手ブレ補正を重視するなら純正EF35mmを選ぶと良いでしょう。スタジオ撮影ではどちらも優れた性能を発揮しますので、あなたの撮影スタイルに合わせた選択をしてください。

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