ミドルハイからハイレンジクラスのスマホ選びで注目を集めている2機種、POCO X6 ProおよびPOCO X7 Pro(いずれも12GB+512GB構成)について、ベンチマークソフト AnTuTu のスコアを中心に「どれくらい違うのか?」「購入時にどの値を参考にすべきか?」という観点から分かりやすく解説します。
ベンチマークスコアの実績:X6 Pro/X7 Proの違い
まずは公開されている実測値・平均値をもとに各機のスコアを確認しましょう。
・POCO X6 Pro(12GB+512GB構成)では、AnTuTu Ver10でおよそ **1,318,922点** というデータがあります。 [参照]turn0search15
・POCO X6 Proの別ソースによる平均スコアとして “約1,419,251点(CPU:324,905/GPU:559,180)” という数値も報告されています。 [参照]turn0search4
・POCO X7 Pro(12GB+以上構成)では、AnTuTu Ver10/Ver11世代で **約1,632,611点** という平均スコアが掲載されています。 [参参]turn0search5
・さらに、別実機計測ではAnTuTu Ver11世代で **1,968,240点** という“ほぼ200万点近い”スコアも報告されています。 [参参]turn0search12
スコア差から読み取れる実践性能の違い
上記のような数値を比較すると、X7 ProがX6 Proに比べておおよそ「20〜30%」ほどスコアが上回っている傾向にあると言えます。
例えば、「3Dゲームの描画負荷」「連続撮影・動画編集」「重めのアプリの切り替え」などの場面では、X7 Pro側がより余裕をもって動作できる可能性が高いです。一方で日常的な用途(Web閲覧・SNS・動画視聴など)では、X6 Proで十分 “快適” と感じる場面が多いでしょう。
実例:使用シーンによる選び方のヒント
実例として、2つのユーザーシナリオを紹介します。
● Scenario A:普段使い&ライトゲーム中心。こちらの方は「SNS・動画・アプリ切替」がメインで、3Dゲームや動画編集はあまり行わないというケースです。この場合、X6 Proのスコア1.3〜1.4百万点程度でも十分快適に使えるケースが多いです。
● Scenario B:重めのゲーム・動画編集・長く使いたいという用途。こちらは最新のゲームを“高設定”でプレイしたり、動画撮影後に編集アプリを使ったりという方です。このような用途では、X7 Proの1.6〜1.9百万点レベルのスコアが“安心感”をもたらします。
注意すべきポイント:ベンチマークだけでは測れない点
ただし、ベンチマークスコアが高い=すべての場面で最良、というわけではありません。以下のポイントも併せて確認しましょう。
- 熱・冷却性能:高スコアを出していても、高負荷時に熱がこもると性能が持続しません。
- ソフトウェア最適化・バージョン:同じ機種でもOS・UIの最適化によって体感速度が左右されます。
- 実機構成・ストレージ仕様:12GB+512GBという構成であっても、搭載SoC・RAM速度・保護フィルムの有無などが影響する場合があります。
「12GB+512GB構成」で特に注目したい点
12GB+512GBという構成は、昨今のスマホでは“RAMも大容量”“ストレージも十分”という高スペック構成です。ベンチマークスコアと併せて、以下の点が選ぶ際の安心材料となります。
・RAMが12GBあることで、アプリのバックグラウンドキープ性能が高くなり、切り替え時の再読み込みが少ない傾向があります。・ストレージ512GBなら、撮影・動画保存・ゲームインストール・アプリ多数利用でも容量不足になりにくい安心感があります。
まとめ
以上をまとめると、X6 Pro(12GB+512GB構成)ではAnTuTuスコアおおよそ **約1.3〜1.4百万点** 程度、X7 Pro(同構成)では **約1.6〜1.9百万点** 程度という実績が出ています。用途や予算を考慮すれば、日常使いやライトゲーム中心ならX6 Proでも十分価値がありますし、より末永く・重めに使いたいならX7 Proが“安心できる選択”です。
スペックとスコアだけでなく、実際に手に取って“体感の快適さ”や“発熱・冷却・UIの反応”といった点も重視して比較するのがおすすめです。ぜひ、ご自身の使い方に合った機種選びの参考にしてください。


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