SATAとM.2 SSDを共存させる方法|OS起動不良を解決する手順

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ノートパソコンにSATA SSDとM.2 SSDを共存させ、SATA SSDをOS用として使用したいが、M.2 SSDを増設後にOSが起動しないという問題を解決する方法について解説します。この記事では、適切な手順を踏んでSATA SSDを引き続きOS用として使いながら、M.2 SSDをデータ用に増設する方法を説明します。

SATAとM.2 SSDの共存における問題点

ノートパソコンにSATA SSDとM.2 SSDを増設した際に発生する問題は、主にBIOS設定によるものです。BIOSで起動優先順序を設定している場合、M.2 SSDが優先され、OSがインストールされているSATA SSDから起動できなくなることがあります。この場合、M.2 SSDを取り外すと正常に起動しますが、これを改善するためにはBIOS設定を変更する必要があります。

また、M.2 SSDにOSがインストールされている場合、SATA SSDにインストールされているOSと混在することが原因で起動トラブルが発生することもあります。以下の手順を試すことで、この問題を解決できます。

BIOS設定の確認と修正方法

まず、M.2 SSDが優先起動されないように、BIOS設定を調整します。BIOSでの設定方法は、以下の手順に従ってください。

  1. パソコンの電源を入れ、すぐに「F2」や「Del」キーを押してBIOSに入ります(機種によって異なる場合があります)。
  2. BIOS内で「Boot」タブに移動し、起動順序(Boot Order)を設定します。
  3. OSがインストールされているSATA SSDを最優先に設定し、M.2 SSDを後回しにします。
  4. 変更を保存してBIOSから退出し、パソコンを再起動します。

これにより、M.2 SSDが増設されていても、SATA SSDからOSが正しく起動するようになります。

SATA SSDを増設する場合の注意点

SATA SSDを増設する際、通常はディスクの管理ツールを使って新しいSSDをフォーマットし、データ用として使用します。もし、SATA SSDにOSがインストールされている状態で新しいSATA SSDを追加する場合、ディスク管理で適切に設定を行い、SATA SSDをOS用として保持しつつ、もう一方のSSDをデータ用として利用することができます。

データ用のSSDとして設定する際、Windowsのディスク管理ツールを使用してパーティションを分け、フォーマットしてから使用します。これで、SATA SSDはOS専用、M.2 SSDはデータ用として共存できます。

OSを再インストールする場合

もし、M.2 SSDにOSをインストールして、そこから起動させたい場合は、OSを再インストールする必要があります。インストールメディアを使って、M.2 SSDに新たにOSをインストールし、その後、BIOS設定を変更して、M.2 SSDを優先起動に設定します。

ただし、この方法を選択する場合、元々のSATA SSDにインストールされていたOSのデータをバックアップしてから作業を進めることをおすすめします。

まとめ

ノートパソコンにSATA SSDとM.2 SSDを増設する際、OSの起動順序やBIOS設定が問題になることがあります。SATA SSDをOS用として使用し、M.2 SSDをデータ用として利用するには、BIOS設定で起動順序を変更し、ディスク管理ツールを使って適切にSSDを設定することが重要です。これにより、両方のSSDを問題なく活用できるようになります。

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